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治療法のスタンダードは内服薬

――病院で処方される薬について教えてください。

内服薬の大半は、抗ヒスタミン薬というアレルギー反応を抑える薬です。鼻詰まりに効果のあるといわれる抗ロイコトリエン薬とセットで処方されることが多いです。症状によっては、アレルギー反応を強力に抑えるステロイドを含んだ内服薬や点鼻薬などがあります。

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――最近、注目を集めている舌下免疫療法について教えてください。

簡単にいえば、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を長期間にわたって少しずつ投与し、体を慣らすことでアレルギー反応を起こしづらくする治療法です。アレルゲンに対する免疫反応を根本的に抑え込むことで、治癒が期待できます。治療法もシンプルで、舌下に薬剤を含んで飲み込むだけ。痛みもありません。

ただ、ごく少数ですが、アナフィラキシーショックを起こしたり、口内炎が起きるなどの副作用を起こしたりするケースが見られます。また、最低でも3年以上の服用が必要であることや、服用していても花粉症の症状が出てしまう人がある程度(約3~4割)はいます。


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