▶︎すべての写真を見る 街の着こなしを分析してみると、大きな潮流が明らかになってきた。例えば、ダウンや重量級コートに頼らずジャケット丈で軽やかに装う男たちだ。
暖冬の影響か、パンツのシルエットが変化したからか。
脱コートという自由さからは、明日への軽いフットワーク、ひいては、冬のファッションそのものを楽しむというアクティブで前向きな姿勢を感じずにはいられない。
オールブラックで王道フリースを街仕様に
ジャケット=パタゴニア パンツ=ラングラー サングラス=モスコット バッグ=ブリーフィング 腕時計=エルメス
桜場圭佑さん / 39歳とてもシンプル。それだけに、アイテムごとの個性、そしてシルエットメイクの巧みさが強調される。
主役となったのは、ご存じパタゴニアのフリース。フワモコの質感がオールブラックに奥行きを与え、冬のアーバンアウトドアにおける特効薬となるのだ。
センタープレスをビシッと効かせたパンツとのギャップも、オリジナリティある装いの一因に。自然体で格好いいってこういうこと。
モダンなGジャンが暖冬のアウターに
ジャケット=ハイク スウェット=チャンピオン パンツ=アプレッセ サングラス=レイバン スニーカー=ナイキ
岸間俊篤さん / 32歳我々の大好物たるデニムは、年を取っても胃もたれ無用。今季もオイシクいただける。はかずに羽織っても調子いいのだ。
性差を超えて人気のジャパンブランドによるGジャンをアウターに抜擢し、王道のスウェットシャツに合わせた岸間さん。
ドロップショルダーを備えたオーバーサイズのデザインが、旬なブランドのワイドパンツとうまく調和。ベーシックなのに、実にこなれている。
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