▶︎すべての写真を見る 2013年より展開されている「U.S. オリジネーター」は、コンバースの原点ともいえる古き佳きアメリカンヴィンテージテイストを追求したコレクション。
特殊な洗いやブリーチ加工をかけた風合いのあるデニム生地を使用した「オールスター US エイジドデニム」に、このたび新色のブラックが登場。その全貌に迫る。
細部までこだわったU.S. オリジネーター
そもそもスタンダードモデルとU.S. オリジネーターは何が違うのか。ぱっと見は同じモデルだが、細部をチェックしていくと違いは明らか。
左がU.S. オリジネーターで右がスタンダードモデル。ラバーソールの色が全く違うのがおわかりいただけるだろう。
まず大前提として、U.S. オリジネーターは、ヴィンテージの雰囲気を追求したモデルであるということ。その中でも、違いがひと目でわかるのがラバーソールだ。
スタンダードモデルと比べてツヤのある質感となっており、色も生成りになっているところがヴィンテージっぽい雰囲気を醸し出している。
左のU.S. オリジネーターには「U.S. ORIGINATOR」の印字入り。
そして、コンバースを見分けるときに重要なポイントとなるヒールラベル。ブランドネームの下に、さりげなく「U.S. ORIGINATOR」と印字されているのがご覧いただけるだろうか。こちらもU.S. オリジネーターのポイントのひとつ。
ノッチとは、アンクルパッチの上部にある1mm程度の突起のこと。写真はU.S. オリジネーターではなく、U.S.の定番モデルのもの。
オールスターでは足の内側部分に施しているアンクルパッチ（上写真）にも微妙な違いが。よく見ると、スタンダードモデルよりもブルーの星の色が明るく、ノッチという上部に少しだけ尖った部分ある。これは、パッチを取り付ける際に上下を間違えないようにできたもので、クラシックなオールスターの特徴のひとつ。
また履いてみないとよくわかりにくいことなのだが、インソールがクッション性に優れたウレタンフォームとラバースポンジになっているのもポイント。その結果、柔軟なはき心地を実現し、歩きやすくなっているのだ。長時間履いても疲れにくいため、つい手が伸びてしまいそうだ。
他にも、ポリエステルではなく、ヴィンテージモデルならではのコットン素材のシューレースを採用していたり、シューレース部分に施したハトメに光沢を施しているなど、デッドストックを再現するために随所にこだわりが詰め込まれており、ヴィンテージマニアも納得の一足に仕上がっているのだ。
2/2
