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ブラックデニムの勢いは「シルバータブ」にまで

――まずは、2023年を振り返っていただけますでしょうか?

浅野 スケートファッションやストリートファッションの浸透とともに、オーバーサイズのシルエットが若年層を中心に人気でしたね。突発的に起こった波というよりは、これまでの継続という認識の方が正しいと思いますが。



浅野 代表的なところでいえば、やはり「シルバータブ」シリーズでしょうか。おそらくオーシャンズ世代の方であれば、ご存知ですよね。

――存じ上げております!

浅野 「シルバータブ」といえば、アイスブルーをイメージしがちですが、今年はブラックがかなり好評でした。

僕も店頭に立っていましたが、あまりの売れ行きに欠品したサイズが相次ぎ、「現在、サイズのご用意がなくて……」と断ってしまうことも頻発するほどでした。

爆売れモデル①「シルバータブの濃いブラック」

0万0000円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社 0120-099-501)

 「Silver Tab(Loose Dark Grey)」1万3200円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


――ブラックデニムの注目度の高さは感じてはいましたが、「シルバータブ」まで浸透していたんですね。

浅野 王道のアイスブルーもすごく人気はありましたが、今年リリースされたブラックも、それに匹敵するほどの人気を集めました。そこは、やっぱり今年ならではのトピックスだと思います。



浅野 ライトブラックもラインナップされていましたが、それよりもうワンランク黒いブラックが特に目を引いたようです。

――「シルバータブ」以外でも、ブラックデニムの注目度は高かったですか?

浅野 それこそ、お客様から声をかけられる際、第一声に「黒のデニムを探しているんですけど」という方が多くいらっしゃいました。やっぱり全体的にブラックデニムは、トレンドのひとつだったんだと思います。

今年は「501」でも黒を展開し、そちらもかなり人気で、原宿店だと在庫がほとんどない状態でした。

――来年、また出ますかね……?

浅野 出ることを願いましょう……としか、今は言えないですね(笑)。


3/5

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