ちなみに、増田さんの愛犬はトイプードルの「リッキーくん」。
「職業病ですが、アッシュっぽいブラウンの毛色がインテリアによく馴染むなあと思っています。たまに思い出したように『膝に乗せてくれ』と言ってくるのもかわいいですね」。
担当物件の図面にあごを乗せて安心の表情。
なお、増田さんの仕事はプランニングから間取り決め、建物の規模感に合わせた見せ場の提案など。その際はチームメンバーの意見も重要になってくる。
チームで企画物件の打ち合わせをしている様子。
「完成した間取り図には現場での打ち合せ内容や変更点をメモしたり。見落としやすかったり、間違えやすい箇所に関しては事前に図面を読み込んだときに印をつけておくこともあります」。
図面は「完成したらおしまい」ではないのだ。
同時に壁材や床材のカットサンプルも吟味する。
「弊社の企画開発部が特殊なのは、職人さんが作業している建築現場にしょっちゅう出向くこと。普通の不動産会社はあまりしないと思いますが、一棟一棟こだわりを持って造るためには完成までしっかりと見届けることが大事なんです」。
図面通りできているかをチェック。
また、現場に行くことによって、細かい部分に対する職人とのやりとりも生まれる。
増田さんいわく、「この方は、とくに自分の仕事にプライドと誇りを持っていて男気あふれる大工さん」。
仕事を離れて最近ハマっていることも聞いてみた。
「2年ぐらい前から水族館に通っています。ペンギンやアザラシの撥水性の皮膚を見て家の素材に想いを馳せているんです。しょっちゅう行くので、どこかの水族館の年間パスを買おうかどうか迷っています」。
中高の同級生と行った八景島シーパラダイスの水族館。
ありがとうございました。これからもハイセンスな建売住宅を設計してください。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
「マシュー」とは社内での呼び名だそうです。
[取材協力]アイネストwww.i-nest.co.jp