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“薄型ハイテク”という優越感

「OCW-T6000-1AJF」。非対称的なレイアウトと波型のダイヤルが特徴的なシリーズ。チタンのメタル感が堪能できるのが、本作。ここに紹介する他モデルと同様に、サファイアガラスには両面反射防止コーティングを、ケースとバンドにはチタンカーバイトで表面加工処理を施している。縦47×横42.6mm、タフソーラー、チタンケース。14万800円/オシアナス(カシオ計算機 0120-088925)

「OCW-T6000-1AJF」。非対称的なレイアウトと波型のダイヤルが特徴的なシリーズ。チタンのメタル感が堪能できるのが、本作。ここに紹介する他モデルと同様に、サファイアガラスには両面反射防止コーティングを、ケースとバンドにはチタンカーバイトで表面加工処理を施している。縦47×横42.6mm、タフソーラー、チタンケース。14万800円/オシアナス(カシオ計算機 0120-088925)


オシアナスが一貫して求めてきたのは、腕時計の機能としての優越性だ。

軽量性や装着感向上を求めてチタンの加工技術を高めるほか、ソーラー駆動効率や時刻電波受信能力などの性能アップを求めながら薄型化を図るなど、歴史のなかで着実な進化を遂げてきた。



「OCW-T6000-1AJF」は、チタンが醸す「メタル感」がいっそう味わえるモデルだ。

昨今、とりわけ注目を集める“ラグジュアリースポーツウォッチ”=通称“ラグスポ”と呼ばれるジャンルは、ブレスレット&本体一体型の時計を指すが、まさに“ラグスポ”の風情を味わえるほどに加工技術が注がれている。



チタンといえば、時計やメガネで一般的に知られるが、軽量性、高耐食性、低アレルギー性を特徴として、身に着けるものには適性が高い。その一方で、加工が難しいことも挙げられる。

そうしたデメリットを乗り越えて、美しく磨き上げたのがこちらのモデルだ。

ザラツ研磨と呼ばれる職人の技術でケースの表面を磨き上げており、切り立ったエッジの特別な輝きが堪能できる。



また、12角形のベゼルでは、エッジをラウンド状に面取りして多面的な構成に。通常、ファセット(面)を増やすとそのぶん仕上げの難度は上がるのだが、さすがの技術でクリアしている点は素晴らしい。

また、これらを部位ごとにヘアラインと鏡面に仕上げ分けている点は上質感を感じるには十分だろう。



同様にチタンブレスレットの装着感や重量バランスは、熟成されたオシアナスの技量。中駒の凸部を強調したソリッドな造形に。また、駒のピッチを短くすることで装着性もアップ。

工具を使用することなくバンドの長さを最大5mmで微調整できるスライドアジャスト機構を採用していて、調整しやすい点もユーザーにとってはありがたい。



こうした、チタン成形の技術と同時に、標準電波受信機能やワールドタイマー、さらにはスマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」との連携による多機能が享受できる。こうした高機能なソーラー電波ウォッチが厚さ11.1mmのケースに収まっている点もユーザー思いだ。
4/4

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