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女性としても俳優としても輝くために挑戦し続けたい



JEEP特別賞を受賞したことについて訊くと「JEEP、かっこいいですよね」とにっこり。

「休日には静岡・御殿場のほうまでドライブをしたり、車生活を楽しんでいます」。

これまでは特に運転をしている時間が好きだったそうだが、最近は少し考えが変わってきたそう。

「先日、女性友達の助手席に乗せてもらってドライブをしたのですが、助手席に座って話す時間もすごく楽しくて。しかも運転してくれた友達が同業者だったので、普段言えないような悩みをお互いに打ち明けたりして、すごく素敵な時間が過ごせただけでなく、すっきりしました。助手席でのお喋りはちょっとクセになりそう(笑)」。

JEEPのモットーはチャンレジや冒険。前述の通り、これまでチャレンジ精神とチアリーディングで培った根性で、芸能界という道なき道を通ってきた。それについて触れると「たしかに……(笑)」と苦笑い。

「SNSなどを通じて『アンちゃんが挑戦し続ける姿に勇気をもらいます』という言葉をもらうのはうれしいですし、励みになります。最初は怖いですが、いざ踏み出したら別の世界へ進むことで新たな出会いや発見がありますから。自分では似合わないと思っていた服も、勇気を出して着てみたら意外と似合っていたり。そういう機会を大切にしていきたいです。『これ違う』とはならずに『まあやってみるか』という姿勢」。



ウェルビーイングアワードは、心も身体も健全で輝いている人に贈られる賞であることを改めて伝えると「私、全然キラキラしてないですから(笑)」と破顔しつつも「でも、そう思っていただけているならすごくうれしいです。今後は少しでも輝けるように頑張ります」と照れ笑いを浮かべる。

では輝くために何をするのか訊くと、

出てきたのはやはり「チャレンジ」。原動力になっているのは、ここでも恩師の言葉だった。

「チアリーディングの先生に言われた言葉があるんです。『今後、中村アンとしてやっていくと決めたなら、その軸をブラさずに突き進むこと。その決意を胸につねに踏み出していけばいつか大きな花を咲かせるよ』って。

言われた時はあまりピンときませんでしたが、最近はよくわかるんです。もし私が輝いて見えるのだとしたら、それは挑戦し続ける姿勢にあるのかもしれないですね。実際はボロボロになりながら必死ですけど……(笑)」。



インタビュー終了後も「キラキラした話をしてないけど大丈夫ですか?」と、少年のような明るい笑顔で気遣う。取材中で咲かせた色とりどりの笑顔の花は、周囲の心まで笑顔にしてくれた。

チャレンジ精神と好奇心を備えた俳優・中村アンは決して”いいオンナ風”ではない。紛れもなく“キラキラしたいいオンナ”だった。

中村アンが2024年に挑戦したいこと!


松岡一哲=写真 渡嘉敷愛子=ヘアメイク オオサワ系=文

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