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ダブルモンクの始祖とされるウィリアムと、楕円のサドルがアイコニックなコインローファーのロペス。その最新版は軽量でボリューミーなラバーソールを備え、親しみやすい印象に。左から23万9800円、22万4400円/ともに ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)

ダブルモンクの始祖とされるウィリアムと、楕円のサドルがアイコニックなコインローファーのロペス。その最新版は軽量でボリューミーなラバーソールを備え、親しみやすい印象に。左から23万9800円、22万4400円/ともに ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)


その代表例が、ロペス、ウィリアムとそれぞれ名付けられた2足の革靴。ともに歴史的銘品だが、繊細なアップデートが履き心地を高めている。

「ラバーソールと丸みを帯びた新しい木型で、着用感とルックスがかなりカジュアルになっています。テーパードした太めのイージーパンツなどに合わせても調子良さそう」と藤井さん。

ハイカットを好む藤井さんが「いちばんしっくりくるジョンロブ」として挙げたのが、こちらのアボット。パンツの裾から絶妙に覗くバックルが、嫌みのないアクセントとして機能。35万4200円/ジョンロブ (ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)

ハイカットを好む藤井さんが「いちばんしっくりくるジョンロブ」として挙げたのが、こちらのアボット。パンツの裾から絶妙に覗くバックルが、嫌みのないアクセントとして機能。35万4200円/ジョンロブ (ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)


「冬場はほとんどハイカットしか履かない」としながらも、新たなジョンロブでのカジュアルアップに興味を惹かれている様子だ。

クルクル丸められるバッフィンググローブは、藤井さんも実際に所有。「置いてあるだけで美しい。ギフトにも最適です」と太鼓判。1万9800円/ジョンロブ (ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)

クルクル丸められるバッフィンググローブは、藤井さんも実際に所有。「置いてあるだけで美しい。ギフトにも最適です」と太鼓判。1万9800円/ジョンロブ (ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)




「それでも、ジョンロブの靴は基本的にスーツで楽しむものだと思っています。そう理解したうえでカジュアルに落とし込むならすごく面白いけれど、無理してラフに履くのは本末転倒です。

革の質、吊り込みの技術、トウのカーブ……。確かな実力は細部にしっかりと示され、それが全体のバランスを支えている。誰もが買える靴ではないからこそ、履く人のセンスを感じますね」。

事務所用のピンクレザー。「常に触りたいほど抜群の質感。家ではイエローを使い、娘のスニーカーまでケアしています(笑)」。

事務所用のピンクレザー。「常に触りたいほど抜群の質感。家ではイエローを使い、娘のスニーカーまでケアしています(笑)」。




藤井さんの目から見たジョンロブの神髄は、まさにオーシャンズ的“着流しスーツ”にも通じる。だからこそ、今またジョンロブに惹かれてしまうのかもしれない。
[問い合わせ]
ジョン ロブ ジャパン
03-6267-6010

鈴木泰之=写真 増山直樹=文

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