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2023.11.11

ファッション

【最高峰カシミヤ3選】ボッテガ、ブルネロ、ロロ・ピアーナのニットの魅力をプロが解説


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繊細かつワイルドな「ボッテガ・ヴェネタ」、ベビーカシミヤ100%の「ロロ・ピアーナ」、そして快適すぎる「ブルネロ クチネリ」。

ほかでは決して味わうことのできない、最高峰のカシミヤニットがここに集結。その魅力を“業界屈指のコダワリ派”に解説していただいた。

教えてくれたのはこの2人
「サンカッケー」 デザイナー
尾崎雄飛さん(43歳)
2007年、高品質のカットソーに特化したブランド「フィルメランジェ」を設立。12年、独立を果たし、以後ブランド「サンカッケー」を手掛けるほか、尾州の旧式織機を買い取り、生地メーカーとしても活動。
「バトナー」デザイナー
奥山幸平さん(45歳)
山メリヤスの3代目。2013年にファクトリーブランド「バトナー」をスタートして注目を集める。幼少の頃よりニット作りを目の当たりにしてきた生粋のマイスター。 

繊細さとワイルドさデザイン性を一枚で

サイズ:S ウール:70% カシミヤ:30% 身幅(編集部調べ):58cm 着丈(編集部調べ):65cm 28万4900円/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)

サイズ:S ウール:70% カシミヤ:30% 身幅:58cm 着丈:65cm 28万4900円/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)


「ボッテガ・ヴェネタ」
今季のトレンドを加味した、たっぷりとしたリラックスフィットが持ち味。オーバーロックステッチをアクセントに、まるでゲージの異なるニットをパッチワークしたかのようなデザインは、着るだけで十分サマになる。

繊細なカシミヤの素材感も味わいたいけれど、ワイルドなざっくりニットの良さも捨てがたい。まさにそんなワガママに応えてくれる一枚といえそうだ。

ウールとカシミヤを混紡した糸を使うことで、滑らかさとハリ、コシを同時にかなえている。ゲージを変えた生地で切り替えたデザインは、ワイルドさと繊細さ、ニットに求めるものを“いいとこ取り”できる。

ウールとカシミヤを混紡した糸を使うことで、滑らかさとハリ、コシを同時にかなえている。ゲージを変えた生地で切り替えたデザインは、ワイルドさと繊細さ、ニットに求めるものを“いいとこ取り”できる。


「触ってみると、上質な糸を使っているとすぐにわかるクオリティ。メゾンならではのデザイン性も合わせて手に入る満足感は、ほかでは得られない」(尾崎)。


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