ウェルビーイングであるために必要なこと
皆川さんのウェルビーイングにとって、雪山で過ごす時間は大切なものだ。だが雪山がない東京や、雪山に立っても、気持ちが晴れないときはどう対処するのか。
「これは嫌なクセなんですけど(笑)。問題には必ず理由があるので、落ち込んだときや嫌なことがあったときは、その理由を全部書き留めていきます。
そして書いたものを見て、この問題の本質はこれだなとか、ここが本質なら考えなくていいなとか、ひとつずつ消していくんです。結局、僕はウェルビーイングって、腑に落ちることでもあると思っていて。
活躍されている方々って、自分の本質的なものがわかっていて、腑に落ちているから、いろいろな取捨選択ができるんだと思うんです。腑に落ちていたら、多少辛いことがあっても、僕がこう望んだからねって思えるし、心が大きく削られることもない。
そのためにも書き出すことが僕にとっては重要。今の時代、腑に落ちていない人も多いように思うのですが、時間は決まっているので、自分が本当に納得して、過ごしていくことがウェルビーイングにつながるのだと考えています」。
皆川賢太郎が2024年に挑戦したいこと!