リ キョンタクの「ゴルフが仕事に与える好影響」OCEANS AWARD受賞者インタビュー

リ キョンタク●1981年、韓国生まれ。高校生の頃に日本へ移住。独学でファッションを学び、2004年には韓国のファッションブランドに特化したセールスショールームを設立。 韓国ブランドの日本進出とプロデュース、PR、イベントの企画運営などを手掛ける。日韓両国での幅広いコネクションを生かし、ファッションの国際交流を促進させた。2017年株式会社CATALDESIGNを設立。ファッション＆カルチャーを中心に、食、コスメ、文化、音楽など、日韓を問わず、幅広いジャンルで総合プロデュースを手掛けている。

韓国出身のリ キョンタクさんは、ファッションを中心に、食、コスメ、音楽など幅広いジャンルでのプロデューサーとして日韓、両国で精力的に活動をしている。そんな多忙な日々でありながら、ゴルフを始めればあっという間にスコアは90台、コロナ禍には千葉にサーフハウスを建て、さらに家族との時間も大切にするなど、プライベートでも発揮される行動力をアドバイザリーボードである熊谷隆志さんも絶賛。今回、アワードに選出された。
 

自分を取り戻すための「東京リセット」

「東京は都会で、すごく人も多くて、みんなが忙しい。何かに追われるように急いでいて、競り合っている。刺激的な環境ではあるけれど、やっぱり疲れちゃいますよね」。

そこでリさんが15年前から取り入れているのが、名付けて「東京リセット」だ。

「昔は土日も働くのが当たり前というぐらい、仕事を一生懸命やらないといけないと思っていたんですけど、そんな必要ないなって思ったんです。

そもそも僕の生活のすべては遊びから始まっていると思っていて。だから月曜から金曜まで、毎日忙しくて大変なぶん、週末の2日間は東京を離れて、無になって遊んで、リセットする。健やかでいるための自分の中のキーワードが『東京リセット』なんです。

うちの家族も『遊びに行こう』じゃなくて、『東京リセットしに行こう』って言っています（笑）」。

リセットをするため、15年近く千葉県に家を借りていたが、コロナ禍をきっかけに一念発起。趣味を思う存分楽しめる別荘を建てた。高麗芝が敷かれ、バーベキューも楽しめる広々とした中庭、サーフィン後に海から上がってすぐに体を洗えるよう玄関前のアプローチにはシャワーも設置。まさに趣味を主体とした、男なら誰もが憧れるような家になっている。

「千葉に行ったら、仕事のことは一切考えません。ただ、サーフィンをしたり、ゴルフをしたり、友達も集まってくるから、近所のいい肉店で、おいしい肉を買ってきて、バーベキューもしたりします。だから千葉にいるほうが忙しいぐらいで、1日があっという間に終わってしまいますね」。