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国内外にその名を轟かせる「河田フェザー」のダウンを使用

右_ダウンジャケット3万5200円、中_ダウンジャケット3万5200円、左_ダウンベスト2万4200円、/ビーミング by ビームス(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店 047-436-6500)

右_ダウンジャケット3万5200円、中_ダウンジャケット3万5200円、左_ダウンベスト2万4200円、/すべてビーミング by ビームス(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店 047-436-6500)


ダウンジャケットの軽さや暖かさを左右するのはずばり、ダウン素材そのものの品質だ。素材が悪ければどう料理してもNG。つまり、ダウンジャケットはごまかしの利かないアイテムなのである。

この「ビーミング」のダウンジャケットは、国内外で高く評価されている「河田フェザー」のダウン素材を使用。三重県に本社を構え、羽毛ひとすじに研鑽を重ねる、1891年創業の老舗メーカーだ。



では、「河田フェザー」が手掛けるダウン素材はなぜ優れているのか? それは長い年月をかけて培ってきた羽毛の除塵・洗浄技術に秘密がある。

水鳥の羽毛にはさまざまな汚れが付着しているため、まずは除塵である。小さな穴が開いたドラム式の機械に羽毛を投入し、撹拌。すると大量の油脂分を含んだホコリやアカが、穴から放出されるのだ。もちろん独自の技術である。



洗浄には、工場のある三重県明和町の地下水を使用する。一般的な日本の水の硬度の15分の1という“超軟水”で、羽毛の隅々まで浸透。そして専用の洗浄機で米を研ぐように羽毛同士を複雑にぶつけ合わせて、洗い上げるという。徹底的に汚れを落とすことで、羽毛本来の軽さと保温力が引き出されるというわけだ。

その後乾燥、冷却、さらに除塵、フェザーとダウンの選別、ブレンドという工程を経て、最高品質の羽毛素材が完成する。



今回のダウンジャケットに使ったのはフランス産のムラードダックダウン。ダウン80%、をフェザー20%の混率で、650フィルパワーを確保した。タウンユースに十分な暖かさを発揮してくれる。

クオリティ良し、デザイン良し、プライス良し。では着回し力はいかがなものか? 以下それぞれのアウターを使って、テイストの違うコーディネイトを2体ずつ作ってみた。これがいずれも、抜群に格好良く仕上がってしまったのである。
3/5

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