2003年に初代誕生。以来、改良を繰り返しながらナンガの大定番へと成長を遂げたダウンが、「オーロラダウンジャケット」だ。
クオリティの高さは既に多くのファンの知るところ。
実に6代目となった今シーズンのモデルは、その“良さ”にさらに磨きがかかっている。
良さを知っていたあのダウン。もっと良くなっていたとは知らなかった
サイズ感を見直した6代目「オーロラダウンジャケット」。以前のすっきりした見た目から一転、全体的にゆとりを持たせたシルエットに変更している。フードは高く大きくなり、アームホールもより広く設定。また腕を動かしやすくするため、袖付けも前振りになっている。ダウンジャケット4万7300円、ポケットに入れたキャップ9350円/ともにナンガ 0749-55-1016
発売以来20年にわたってベストセラーであり続けるナンガの「オーロラダウンジャケット」。まずは改めてその魅力を説明しておこう。
このダウンジャケット、端的に言えば「素材と作りが抜群」なのである。
中綿のダウン素材には、高い技術を持つ国内工場で洗浄したスペイン産ホワイトダックダウンを使用。この“洗浄”が最大のポイントだ。
汚れや埃を取り除き、軟水で丁寧に洗い、高温で乾燥。そして選別、ブレンドへといたる。この工程を経るからこそ、羽毛は高い保温力と湿度調整機能を備えるダウン素材へと生まれ変わるのだ。
そして表地には独自開発の「オーロラテックス」を使用する。多孔質ポリウレタンによるコーティング加工を施した素材で、優れた防水透湿機能を発揮。風雨に強いのはもちろん、空気を含み保温力を発揮するダウン素材の機能を引き出すという意味でも、重要な役割を果たしている。
また素材を活かす作りにも注目したい。ダウンが潰れにくいステッチ技術。フィット性に優れたフード。風の侵入を防ぐ袖口のベルクロテープや裾のドローコード。全体の設計から細部まで、快適な着心地を実現するための配慮がある。
もはや完成の域に達したとも思える「オーロラダウンジャケット」だが、6代目となった今季モデルはさらに進化を遂げている。サイズ感をリニューアルし、今の気分にマッチした一着に。その詳細は下を参照いただきたい。
現状に満足せず、より良いモノ作りに挑戦すること。それが、ベストセラーであり続ける本当の理由なのかもしれない。
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