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ブラッシュアップを重ね、長く愛されるプロダクトが生まれる

そして今回もうひとつ、山根さんに見てほしい腕時計がある。10月に発売の、同じく“緑のアルピニスト”の新作「SBEJ005」だ。

アルピニスト「SBEJ005」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。10月7日(土)発売予定。14万3000円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)

アルピニスト「SBEJ005」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。14万3000円[10月発売]/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)


GMT機能(2つのタイムゾーンを表示する機能)を備えながら、パワーリザーブ72時間を実現した新キャリバー「6R54」を搭載した、言うなればプレミアム仕様のアルピニストであり、グリーンのカラーリングは日本専用モデルとなっている。

「SBDC091」ではフラットだったガラス風防をカーブサファイアガラスに変更。ストラップはカーフのスムースレザーを採用する。



「印象ががらりと変わりますね。よりシックになっていると思います。ビジネスディナーのときに着けても気後れしない感じ」。

またこのモデルの本懐であるGMT機能についても、山根さんは興味津々である。



「赤い矢印のついた針が別の時間を指しているということですよね。実はFC/E.は今後、イギリスにも拠点ができます。イギリスと日本の往復が増えますので、こういう機能にはとても興味があります。

もちろん今はスマートフォンが世界各地の時間を教えてくれますが……手首を傾けるワンアクションでわかるというのが、スマートじゃないですか」。


アルピニストは長い年月をかけてブラッシュアップを重ね、長く愛されるにいたった腕時計。山根さんのもの作りも然りで「使う人の立場になって作り、気付いた点を改良し続ける」ことが大事だという。ジャンルは違えど、そこにたゆまぬ研鑽があってこそ「長く愛されるプロダクト」が生まれるのである。

F/CE.のデザイナーとして、バンド「toe」のベーシストとして、二刀流で世界を舞台に活躍を続けるその姿は、同世代の目に眩しく映る。



「ファッションは仕事、音楽は趣味と分けて考えています。長く続けられているのは、ファッションと音楽が自分の人生において必要不可欠であり、お互いにいい影響を与え合っているからだと思います。

とはいえ僕なんて全然で、本物の二刀流というのは、大谷翔平さんのような人のこと。ああいう人物が世の中を面白くするんです。これから先、二刀流で生きる人たちが多くなれば、世界はもっと楽しくなると思いますよ」。

右_アルピニスト「SBEJ005」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。10月7日(土)発売予定。14万3000円、左_アルピニスト「SBDC091」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。9万3500円/ともにセイコー△プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)

右_アルピニスト「SBEJ005」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。14万3000円[10月発売]、左_アルピニスト「SBDC091」。SSケース、39.5㎜径、自動巻き。20気圧防水。9万3500円/ともにセイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)


そういう意味ではこの“アルピニスト”の腕時計も、紛れもなく二刀流。アウトドアでも街でも、同じように着けた人をワクワクさせてくれるのですから」。

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[問い合わせ]
セイコーウオッチお客様相談室
0120-061-012

山本 大=撮影 加瀬友重=文

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