今どきな気分を反映した「角形スポーティ」も新顔で登場
洗練されたSSケースに、特徴的な幅広ベゼル、モデルによってはSSブレスレットと一体型のケースを持つ、いわゆる「ラグジュアリースポーツウォッチ」=通称「ラグスポ」の人気が絶頂を極めている。
そんななか、ミドーがリリースした最新モデルは、そうしたスポーティウォッチの印象を高めた角形時計に仕上げている。
ビッグデイトは文字通りデイト表示が一般的なモデルよりも大きいのが特徴、視認性も良く機能とデザインが融合、2枚のディスクを使って瞬時に切り替わる複雑な機構をこの価格帯で採用しているのは稀少だ。「マルチフォートTVビッグデイト」自動巻き、SSケース、39.2×40mm。16万3900円ミドー(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7190)
何より存在感を高めるのが、テレビジョン型ケースだ。いわゆるミッドセンチュリーと呼ばれる20世紀中頃に端を発するレトロモダンな雰囲気が最大の特徴。
かつてミドーからもリリースされてきたいくつかの角形モデルから着想を得ているのが本作だ。
グラデーションダイヤルや、掘り下げられたインデックスで70年代テイストなレトロ感を強調。そして、12時位置に鎮座するビッグデイトは、当時のデジタルクロックを彷彿させ、ミッドセンチュリーなムードをひと際盛り上げてくれる。
ラバーストラップもしくはSSブレスレットのモデルがあり、スポーティさを高めることとなり、腕元での存在感も存分に発揮できるというわけ。
写真のようなオレンジのストラップならば、腕元のカジュアルなアクセントとしても申し分なし。同系色を拾ったコーディネイトならば、さらに洒落感はアップする。
単なるレトロスタイルに終わらせない独自のテレビジョン型ウォッチは、個性的な腕元演出にうってつけだろう。
3/4