▶︎すべての写真を見る カリフォルニア生まれの2大ブランド、リーバイスとヴァンズ。
サンフランシスコで誕生したリーバイスはゴールドラッシュに沸く人々のワークウェアブランドとして発展。ハードな着用にも耐えるプロダクトの魅力はやがて、サーファーやスケーターにも伝播した。
ⓒAlbum/AFLO
そしてカルチャーの文脈をより強く感じさせるのが、66年にアナハイムでオーダーメイドのシューズショップとして始動したヴァンズ。
彼らの作るデッキシューズは当地のサーファーから贔屓にされ、70年のスケートブーム到来とともに人気が爆発。ドッグタウンで結成されたスケートチーム「Z-BOYS」の足元を支えた。
©︎Everett Collection /AFLO
こうした出自に加えて、この2ブランドが“1丁目1番地”だと言い切る理由はほかにもある。
ⓒPhotofest/AFLO
まず、現在のファッションシーンにおけるデニム回帰のムード。この中心にいるのがリーバイスだ。過去の模倣ではなく “今”のカリフォルニア・スタイルにおいても不可欠な存在なのだ。
そしてもうひとつ。現代ファッションと切っても切れない関係にあるのがストリートの流れ。その源泉はサーフ&スケートにあり、ヴァンズは常に歴史のど真ん中を走り続けてきた。
両者はともにカリフォルニアカルチャーの象徴であり、今の時代を映す鏡でもある。だからこそ普遍の大定番にリスペクトを示し、積極的に取り入れたいと思うのだ。