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2023.09.01

ファッション

カリフォルニア・スタイルに「リーバイス」と「ヴァンズ」が必要な理由を、歴史とともに紐解く


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カリフォルニア生まれの2大ブランド、リーバイスとヴァンズ。

サンフランシスコで誕生したリーバイスはゴールドラッシュに沸く人々のワークウェアブランドとして発展。ハードな着用にも耐えるプロダクトの魅力はやがて、サーファーやスケーターにも伝播した。

ⓒAlbum/AFLO

ⓒAlbum/AFLO


そしてカルチャーの文脈をより強く感じさせるのが、66年にアナハイムでオーダーメイドのシューズショップとして始動したヴァンズ。



彼らの作るデッキシューズは当地のサーファーから贔屓にされ、70年のスケートブーム到来とともに人気が爆発。ドッグタウンで結成されたスケートチーム「Z-BOYS」の足元を支えた。

©︎Everett Collection /AFLO

©︎Everett Collection /AFLO


こうした出自に加えて、この2ブランドが“1丁目1番地”だと言い切る理由はほかにもある。

ⓒPhotofest/AFLO

ⓒPhotofest/AFLO


まず、現在のファッションシーンにおけるデニム回帰のムード。この中心にいるのがリーバイスだ。過去の模倣ではなく “今”のカリフォルニア・スタイルにおいても不可欠な存在なのだ。



そしてもうひとつ。現代ファッションと切っても切れない関係にあるのがストリートの流れ。その源泉はサーフ&スケートにあり、ヴァンズは常に歴史のど真ん中を走り続けてきた。



両者はともにカリフォルニアカルチャーの象徴であり、今の時代を映す鏡でもある。だからこそ普遍の大定番にリスペクトを示し、積極的に取り入れたいと思うのだ。

この記事は、オーシャンズ10月号のほんの一部。すべての特集は本誌でチェック!


作木正之助、梶田麻矢(e7)、椙本裕子、鈴木泰之=写真 石黒亮一(ota office)、菊池陽之介、来田拓也、松平浩市、与那嶺龍人、岡田早苗=スタイリング 加瀬友重=編集・文 小山内 隆、長谷川茂雄、増山直樹、磯村真介(100miler)、早渕智之、八木悠太、戸叶庸之、吉岡加奈、栁澤 哲=文

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