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2023.08.29

ドゥカティ新型「スクランブラー」とBEAMSがファッションから考える、新しいバイカースタイルとは


New Scrambler meet-up with Art & Fashion●アート好きも、ファッション好きも見逃せない“バイク”の話題がある。イタリアのバイクブランド、ドゥカティ(Ducati)の新型「スクランブラー(Scrambler)」だ。

元々1962年からドゥカティが生産していたスクランブラータイプのバイクを現代的に再構成して、2015年に復活した新生スクランブラーは登場から累計販売台数10万台を突破、世界中で一大ムーブメントを巻き起こした。

そして今回の新世代型スクランブラーが2023年10月、おそらく“世界初”の提案とともに日本に上陸する。

バイク×ファッションの新しいカタチ


 
「NEXT-GEN FREEDOM(次世代の自由)」をコンセプトに謳う、ドゥカティの新型スクランブラー。

前回のグーチョキパーさんに続き、今回はファッション業界から、日本のファッションシーンを牽引し続けるBEAMSのメディアコマースである「B印マーケット」と新たなバイクの楽しみ方を考える。

「B印マーケット」は、世界中にあふれるサービスの中から、さまざまな「モノ」や「体験」を、ビームススタッフ個人の目利きでキュレーションし、パーソナルなストーリーとともにコンテンツを展開するプロジェクト。

登場するのは、バイクに縁があるBEAMSスタッフのお2人だ。

実車を見て、BEAMSのふたりが思い描く新型スクランブラーの在り方や新時代のバイク×ファッションのあり方を、今回もオーシャンズで独占レポートする。
ビームス メン 渋谷のショップスタッフ(23年8月時点。9月よりメンズカジュアルバイヤー)であり、大型免許を持つバイク好きの小川涼さん(左)と、VMD部の部長を務め、二輪免許を持ち、バイク、インテリア、植物、釣り、雑貨などあらゆる趣味に精通する相田高史さん(右)。

ビームス メン 渋谷のショップスタッフ(23年8月時点。9月よりメンズカジュアルバイヤー)であり、大型免許を持つバイク好きの小川 涼さん(左)と、VMD部の部長を務め、二輪免許を持ち、バイク、インテリア、植物、釣り、雑貨などあらゆる趣味に精通する相田高史さん(右)。


―――新型スクランブラーを見ての第一印象は?

相田(※名前は敬称略) 第一印象は素直に「カッコいい!」ですね。オートバイには少しブランクがあるので、月並みなことしか言えなくて申し訳ないですが。

新型スクランブラーのメインとなる3モデル。左からスポーツマフラーに加えてレッドカラーを纏ったよりスポーティな「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーシリーズのベースである「アイコン(同127万8000円〜)」、さらにシックでエレガント、スポークホイール採用のクラシックな「ナイトシフト(同147万5000円〜)」。

新型スクランブラーのメインとなる3モデル。左からスポーツマフラーに加えてレッドカラーを纏ったよりスポーティな「フルスロットル(予価147万5000円〜)」、スクランブラーシリーズのベースである「アイコン(同127万8000円〜)」、さらにシックでエレガント、スポークホイール採用のクラシックな「ナイトシフト(同147万5000円〜)」。


小川 着せ替えができるっていうのもスタイルとしては面白いですよね。カッコいいというのは大前提ですけど、自分で仕様を変えられるというのはやっぱり嬉しいし、入っていきやすい。あとは自分が感じたのは、「大型だけど、足つき性と取り回しがいい」というのも魅力かも。

足付き性の良さも新型スクランブラーの魅力のひとつ。シート形状やハンドルバーの位置も見直され、より操作性の良いライディングポジションになっている。

足付き性の良さも新型スクランブラーの魅力のひとつ。シート形状やハンドルバーの位置も見直され、より操作性の良いライディングポジションになっている。


相田 ドゥカティってレースのイメージがかなり強いじゃないですか。でも新型スクランブラーは親しみやすさもある。そのギャップがまたいいんですよね。カジュアルだから、エントリーモデルとしても最適だし。

最高出力73ps、最大トルク6.7kgmと、スペック的には従来モデルを踏襲するものの、最大トルクの発生回転数を大幅に高めることで高回転域での伸びやかな加速を実現している。重量もエンジン単体で2.5kg軽量化、人馬一体を楽しめる。そして、今回展示された「アイコン」のチャームポイントはカラーパーツを交換して楽しめること。ヘッドライトカバーや前後フェンダー、タンクカバーなどがアクセサリーキットとして別売されていて、まるで服を着替える感覚で異なるスタイルを楽しめるわけだ。

最高出力73ps、最大トルク6.7kgmと、スペック的には従来モデルを踏襲するものの、最大トルクの発生回転数を大幅に高めることで高回転域での伸びやかな加速を実現している。重量もエンジン単体で2.5kg軽量化、人馬一体を楽しめる。そして、「アイコン」は一部のカラーパーツを交換して楽しめることも魅力だ。ヘッドライトカバーや前後フェンダー、タンクカバーなどがアクセサリーキットとして別売りされていて、まるで服を着替える感覚で異なるスタイルを楽しめるわけだ。


小川 実際にまたがってみると、ポジショニングもまたいいんですよね。少し乗らせてもらいましたが、それでいてやっぱりドゥカティだけあって圧倒的に速いし、すっごくスムーズ。これだったらロングツーリングに行ってもまったくストレスがないでしょうし、楽しいでしょうね。

―――おふたりの普段の仕事内容を聞かせてください。

小川 僕は渋谷店で販売をメインにやっています。まだ大学生だった19歳のときにアルバイトとしてビームスに入って、そのまま新卒採用試験を受け、めでたく採用してもらえたという感じですね。現在27歳で、最近大型自動二輪を取得しました。



 相田 私はVMD部の部長をやってます。VMDというのは「ヴィジュアルマーチャンダイジング」のことで、マーチャンダイジングを視覚的に行うことで、入ってくるプロダクトに連動して計画的にお店を出したり、その時々のお客様の動向に応じて、店内の見える部分の設計をするチームのマネジメントをしています。

――新型スクランブラーのコンセプト、「NEXT-Gen FREEDOM」に共感することは?

ネブラブルーのカラーリングに、フルブラック仕上げのスポークホイールを組み合わせた「ナイトシフト」。.その名のとおり、夜のライティングに映える色合いを纏う。ストレートハンドルバーと、カフェレーサースタイルのリアビューミラーが特徴だ。

ネブラブルーのカラーリングに、フルブラック仕上げのスポークホイールを組み合わせた「ナイトシフト」。.その名のとおり、夜のライティングに映える色合いを纏う。ストレートハンドルバーと、カフェレーサースタイルのリアビューミラーが特徴だ。


小川 バイクはやっぱり「自由な乗り物」という印象が強いと思うのですが、そのなかでも新型スクランブラーは特に、服装も含め、どんなスタイルも受け入れてくれる存在であるような気がしています。ファッション好きとしてはそのあたりも嬉しいですよね。



相田 今日、小川くんが着てるものの雰囲気にもバッチリ合ったし、カッコよく見えたよね。もしかしたら小川くんが、日本で一番最初に新型スクランブラーをファッショナブルに試乗した人なのかも?

小川 近場をちょっと走らせてもらっただけですが(笑)。でも本当に取り回しが良くて、出足も滑らかで安定している。あれだったらハイペースで長い距離を走っても、かなり気持ちよさそうですね。今、さっそく欲しい衝動に駆られています(笑)。



相田 この新型スクランブラーのプランニングにも、いい意味で裏切られた感がありますよね。バイクって「こういうスタイルで乗る!」みたいなものがどうしたってあると思うのですが、この新型スクランブラー3台を見ていてもそれがない。それぞれに個性が違って、まさにフリーダムなんですよ。制限というものがない。



小川 そうですね。ストリートライクな格好でもいいし、あえてガチッとしたバイクギアで固めて、という乗り方でもサマになる。自由にライディングできるだけじゃなく、ファッションにおいても自由に遊べるバイクなんじゃないですかね。



相田 実は私、往年のドゥカティのスクランブラーも気になって見ていたことがあったんですが、新型スクランブラーには、1962年から紐づくバックボーンがあって、それが今に繋がっている。そしてそれを単に懐古主義的に再現するのではなく、ちゃんと現代風にアレンジしてるってとこが最高ですよね。

BEAMSが考える、次世代のバイカースタイル

――BEAMSのおふたりが今回提案したい“次世代”のバイカースタイルは?



小川 新しい人たちにBEAMS店舗のポップアップコーナーで訴求する。なんてどうですか?

相田 バイクに合うストリートファッションとは何か? という部分から考えたいよね。でもその発想自体は普通だから、例えばドレスダウンだったり、ひねるというか、「絶妙に見たことのない感じ」の雰囲気をつくりあげたいかな。

小川 相田さんは映画や俳優さんなどからバイクのスタイルを取り入れているって言ってましたが、今、新型スクランブラーで「これを合わせたい!」みたいなものはありますか? 

スポーツなキャラクターの「フルスロットル」。サイドのゼッケンプレートには、初代スクランブラーがデビューした1962年にちなみ、「62」の数字が与えられている。

スポーツなキャラクターの「フルスロットル」。サイドのゼッケンプレートには、初代スクランブラーがデビューした1962年にちなみ、「62」の数字が与えられている。


相田
 実は僕の中であるのが「キムタク」なんです。

小川
 えっ、あの木村拓哉さんですか?

相田 そう。2000年代のTW乗って、ネルシャツとかパタゴニアとか。その年代のクラシカルなアウトドアスタイルを、GORE-TEXとかの今の機能素材を使用して再現したら面白そうだなと。今、ファッション業界はそういう「クラシカルなもの」に「ハイテク機能による安心感」を与えたりしているんですよ。新型スクランブラーは、そういった提案との親和性が高いような気がしますね。
 
――どんなライダースグッズがあったら嬉しいですか?



相田 今、首にかける扇風機とかあるじゃないですか。あれをおしゃれにできたら面白そうですよね。

小川 ヘルメットのところに付いていてもいいですね。夏場はヘルメットを乾燥させつつ、冷風も送りつつみたいな。世の中もバイク自体もどんどんハイテクになっているので、バイクアパレルももっと取り入れていけば、より快適にバイクライフ楽しめると思うんですよ。

カラーパーツを交換して楽しめる「アイコン」。ヘッドライトカバーや前後フェンダー、タンクカバーなどがアクセサリーキットとして別売。自分好みの一台を作り上げることが可能だ。

カラーパーツを交換して楽しめる「アイコン」。ヘッドライトカバーや前後フェンダー、タンクカバーなどがアクセサリーキットとして別売。自分好みの一台を作り上げることが可能だ。


相田
 バイク乗りは「そんな軟弱なことを言うな!」とか、「我慢して乗るのが美学」みたいなイメージも確かにありますよね。でも別に便利でラクだって全然いいと思います(笑)。



小川 寒暖差の話で言うと、これまでと同じようなデザインでも今はいろいろな素材が出ていて、それこそ体温調節できる「37.5」という機能性素材もあったりします。そういったニュアンスのコンセプトを提案するのは、ちょっといいかもしれませんね。

相田 バイクってそもそも「格好いい」から入ることが多い割には結構“ガマン”を強いられることも多く、そしてそれを美徳とする、我慢するからこそカッコいい、みたいな世界観が存在してると思うんです。でも新型スクランブラーは、それすらも変えてくれるような存在になってほしいですね。



相田 今の若い人は、古着とハイブランドとかの背景や出自が違う物を掛け合わせたりするのが上手じゃないですか? 新型スクランブラーも、若い子たちがそういった新しいスタイルのファッションで乗りこなす提案ができれば格好いいですよね。

小川 それ、いいと思います!
2023年10月。ビームスの二人も登場する新型スクランブラー発表イベントを開催!


「次世代の自由」をコンセプトにした新型スクランブラーの発表イベントを、今年10月25日(水)に東京タワー内のイベントスペース「RED TOKYO」にて開催予定!

イベントにはビームスの相田さん、小川さんも登場し、2人による新型スクランブラーをイメージした次世代のバイクファッションコーディネイトもお披露目される。

このイベントには特別にオーシャンズ読者を限定招待! BEAMSによるファッションショーやグーチョキパーのインスタレーションなども検討中なので、ぜひご応募いただきたい。
 
(イベント詳細)
日時:2023年10月25日(水) 19:00〜20:30(18:00~受付)
場所:RED TOKYO(東京都港区芝公園4丁目2−8 東京タワー 3階)
応募方法:下記フォームより必要事項を記入して、応募をお願いします。(定員を超えた場合は抽選となります。)
次回は2人の次世代のバイカースタイルのアイデアがより具現化された構想過程を紹介予定。

新型スクランブラーとビームスのつくる「もっと自由なバイクの楽しみ方」の続報をお楽しみに!


[問い合わせ]
ドゥカティ ジャパン
www.ducati.com/jp

佐藤 裕=写真 カストロ利樹=文

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