Q. 40歳を過ぎて、妻から加齢臭がひどいと言われ悩んでいます。効果的な対策法は？

多くの読者の悩みであろう、加齢臭。でも、マンダムPR 根岸さんによると、我々が思いこんでいたニオイは、実は加齢臭ではなかった。

A. 注意すべきは「ミドル脂臭」です！

「ニオイは大きく分けて、3種類あります。主に脇などから発せられる『汗臭』、35〜50歳頃までをピークに発生する『ミドル脂臭』、そして50歳を過ぎてから本格的に発生する『加齢臭』。

実は加齢臭は、そこまで不快に臭いません。混同されがちですが、『使い古された油のようなニオイ』などと周囲に不快感を与えるのは、“ミドル脂臭”なんです。

ミドル脂臭の原因成分は『ジアセチル』。これは、汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌（ブドウ球菌）に代謝・分解されることによって発生します。このジアセチルと皮脂臭（中鎖脂肪酸）が混ざることで、不快なミドル脂臭のニオイになります。

しかも、やっかいなことに頭頂部・後頭部・うなじを中心に発生するので、本人は気づきにくいのが特徴です」（根岸さん）。

やっかいなミドル脂臭が発生しているかを見極めるには、何日か放置した枕を嗅いでみることだそう。

もしそこでニオイが気になるようだったら、ミドル脂臭に特化したブランド「ルシード」のボディウォッシュがおすすめだ。

殺菌成分がニオイの原因菌を抑制し、体臭や汗臭を防いでくれる。天然保湿因子を配合していているので、肌の潤いはしっかりキープ。洗い上がりはさっぱりだけど、肌はしっとりもちもちの触り心地に。「ルシード 薬用デオドラントボディウォッシュ うるおいタイプ」［医薬部外品］ 450ml 1045円（編集部調べ）／マンダム（マンダムお客さま相談室　0120-37-3337）

Q. ニオイを抑えるために、食生活で心がけるべきことは？

根本的なニオイ問題を解決するなら、体内からのケアも大切だ。まいこ先生に、有効的な食生活を聞いてみた。

A. プロテインの摂取のし過ぎも注意！

「少し間接的にはなりますが、腸内環境が悪化すると皮脂が増え、ニオイの原因となる成分を多く分泌してしまうことも考えられます。

腸内環境の改善のためにも、まずは食物繊維をたくさん摂ることを心がけてください。

また、肝臓や腎臓の働きが衰えると、タンパク質と脂肪酸の代謝にも影響が。ワキガの原因であるアポクリン汗腺では、これらの成分が滞ってニオイのもととなっています。

暴飲はもちろんが、意外と知られていないのは、肝臓や腎臓に負担のかかるプロテインの飲み過ぎ。適度な量を守ることが大切です」（まいこ先生）。