「弊社の看板娘」とは…… 最近テレビを観ていると「これ、どうやって撮ってるんだろう?」という空撮映像が増えてきた。正解はカメラを搭載したドローン、すなわち「無人航空機」だ。
そんなドローン業界の最新事情を探るために訪れたのは、渋谷スクランブルスクエア。
先進的なベンチャー企業が数多く入居している。
【写真20点】「ドローンを本気で社会実装する看板娘」を写真でチェック 41階のオフィスを覗くとーー。
看板娘、発見。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは竹村萌美(もゆみ)さん。父親の駐在の関係で、小学6年生までアメリカ東海岸で育ったそうだ。
「アメリカでは幼稚園年長から小学校6年生まで、ずっと体操教室に通いました。習っていたのは跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかという女子の4種目全部です。段違い平行棒がいちばん好きでしたね」。
その後、中学入学のタイミングで日本に帰国。当初はアメリカとの文化の違いや漢字が読めないことに悩んだが、帰国子女が半数近くを占めるICU(国際基督教大学)に進学後は伸び伸びと過ごすことができた。
「いちばん大きかったのは体操を再開できたこと。中高にはそういう部活がなかったので。とはいえ、通っていたのは一橋大学の体操部です。他大生なのになぜかキャプテンをやっていました」。
写真を見せてもらったところ、予想以上に本気のやつだった。
通称「フットカット」という技をキメる萌美さん。
「体操競技は体を扱うタイミングが大事。腰の開き具合ひとつでも体の動きが全然変わってくるんです」。
他に、スペイン語クラブでも部長として活動。
イベントの準備をしている様子。
学内のオーケストラ部にも所属していたため、遊ぶ時間はほとんどなかったそうだ。
春にはキャンパス前の桜並木を眺めながら充実した4年間を過ごす。
そんな萌美さんが約2年半前に参画したのが、ここ「スカイピーク」。ドローン分野の新規事業開発やドローンの導入・運用支援を手掛けるベンチャー企業だ。
「実際の機体をご覧になりますか?」。
はい、ぜひ。
価格はピンキリだが、カメラや充電器兼バッテリー一式を揃えると300万円超というものも。
こちらが専用の充電器兼バッテリー。
手前の丸いのもドローンですか?
「あれはすごく狭い場所を点検するために開発したものです。人が入れない場所にも対応できるように、との需要が多かったので。
壁などにプロペラがぶつかっても傷が付きにくく、墜落もしにくいという優れものです」。
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