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2023.08.03

ライフ

体操に夢中だった帰国子女の看板娘は今、ドローンのために奔走していた


「弊社の看板娘」とは……

最近テレビを観ていると「これ、どうやって撮ってるんだろう?」という空撮映像が増えてきた。正解はカメラを搭載したドローン、すなわち「無人航空機」だ。

そんなドローン業界の最新事情を探るために訪れたのは、渋谷スクランブルスクエア。

先進的なベンチャー企業が数多く入居している。

先進的なベンチャー企業が数多く入居している。


【写真20点】「ドローンを本気で社会実装する看板娘」を写真でチェック

41階のオフィスを覗くとーー。

看板娘、発見。

看板娘、発見。


では、ご登場いただきましょう。

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


こちらは竹村萌美(もゆみ)さん。父親の駐在の関係で、小学6年生までアメリカ東海岸で育ったそうだ。

「アメリカでは幼稚園年長から小学校6年生まで、ずっと体操教室に通いました。習っていたのは跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかという女子の4種目全部です。段違い平行棒がいちばん好きでしたね」。

その後、中学入学のタイミングで日本に帰国。当初はアメリカとの文化の違いや漢字が読めないことに悩んだが、帰国子女が半数近くを占めるICU(国際基督教大学)に進学後は伸び伸びと過ごすことができた。

「いちばん大きかったのは体操を再開できたこと。中高にはそういう部活がなかったので。とはいえ、通っていたのは一橋大学の体操部です。他大生なのになぜかキャプテンをやっていました」。

写真を見せてもらったところ、予想以上に本気のやつだった。

通称「フットカット」という技をキメる萌美さん。

通称「フットカット」という技をキメる萌美さん。


「体操競技は体を扱うタイミングが大事。腰の開き具合ひとつでも体の動きが全然変わってくるんです」。

他に、スペイン語クラブでも部長として活動。

イベントの準備をしている様子。

イベントの準備をしている様子。


学内のオーケストラ部にも所属していたため、遊ぶ時間はほとんどなかったそうだ。

春にはキャンパス前の桜並木を眺めながら充実した4年間を過ごす。

春にはキャンパス前の桜並木を眺めながら充実した4年間を過ごす。


そんな萌美さんが約2年半前に参画したのが、ここ「スカイピーク」。ドローン分野の新規事業開発やドローンの導入・運用支援を手掛けるベンチャー企業だ。

「実際の機体をご覧になりますか?」。

はい、ぜひ。

価格はピンキリだが、カメラや充電器兼バッテリー一式を揃えると300万円超というものも。

価格はピンキリだが、カメラや充電器兼バッテリー一式を揃えると300万円超というものも。


こちらが専用の充電器兼バッテリー。

こちらが専用の充電器兼バッテリー。


手前の丸いのもドローンですか?

「あれはすごく狭い場所を点検するために開発したものです。人が入れない場所にも対応できるように、との需要が多かったので。

壁などにプロペラがぶつかっても傷が付きにくく、墜落もしにくいという優れものです」。


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