自分専用。なんとも贅沢で、甘美な響きである。「デノン」の新作ワイヤレスイヤホンは、人それぞれで微妙に異なる音の聞こえ方に着目。まるでオーダーメイドで仕立てた服のような、自らの好みにピタッとハマる快感。ヤミつき必至だ。
イヤホンといえば今や、ワイヤレス全盛の時代。いわゆるTWS（True Wireless Stereo）は確かに便利だ。バッグの中でコードが絡まる心配はなく、コードが引っ張られて耳から外れるストレスも回避。コンパクトさゆえ携帯も楽で、着用時のスマートな見た目はファッション的自由度だって広げてくれる。
「デノン パールプロ」オープン価格／デノン（D&M 0570-666-112）
「デノン パール」オープン価格／デノン（D&M 0570-666-112）
そんなミュージックライフのためのモダンな相棒が、次なるステージへと突入した。1910年創業の老舗オーディオブランドによる最新作「デノン パール」シリーズは、聴く人それぞれの耳に合わせた最適の音質をフルオートで再現してしまうのだ。
実現のカギを握ったのが、医療技術を応用した独自テクノロジーだ。さまざまな周波数のテストトーンを再生した際に内耳から発生する微弱な音響放射（OAE）を測定し、着用者それぞれの反応を評価。それを自動的に解析し、耳が各周波数の音をどのように捉えているかを調べたあと、自己学習エンジンによって「Denon Headphones」アプリ内でプロファイルが作成される。
その結果、聴こえ方の個人差がなくなり、みなが極上のリスニング体験を味わえるという。科学的に突っ込んだ話は理解の範疇を超えるかもしれないが、例えば左右の耳でも異なる聴こえ方に合わせて最適な音が聴こえてくると考えてみよう。それは、自分が最も気持ちいいと感じる音質であるに違いない。これを完璧と呼ばずしてなんと呼ぼうか。
賢すぎるイヤホンによって生成された聴覚プロファイルは、アプリを通じて確認が可能。
もちろん、オーディオブランドのデノンがチューニングするサウンドは折り紙付き。ノイズキャンセリングや防滴仕様など、基本的なスペックを押さえている。
なお、今回の最新シリーズには「デノン パールプロ」「デノン パール」の2機種がラインアップ。パールプロのほうは、CDと同等のロスレス品質でのストリーミング体験を実現するaptX Losslessコーデックに対応、空間オーディオ機能搭載、マルチポイントや急速充電にも対応し、最新スペック満載だが、肝心要の“音のオーダーメイド”はどちらでも十分に楽しめる。
自らにとことん寄り添ってくれる最新イヤホン。百見は一聞にしかず。その実力をぜひ自分の耳でジャッジしてほしい。
［問い合わせ］D&M お客様相談センター0570-666-112www.denon.jp/ja-jp/perlseries/index.html 
