「偏愛さんいらっしゃい」とは…… インラインではお目にかかれないデザインや、もう二度と出合えないかもしれない稀少性に、あのブランドと!といった驚き。スニーカーシーンにおいて、“コラボ”という言葉は、なんと甘美な響きだろうか。
エア ジョーダンマニアのおっくんさんも例に漏れず、コラボもののチェックは欠かさない。今回は、おっくんさんが溺愛するエア ジョーダンコラボを10作見せてもらった。
【写真31点】「エア ジョーダンマニアのお気に入りコラボモデル10選」の詳細写真をチェック おっくんさん●エア ジョーダンへの偏愛っぷりがSNSなどで話題となり、今や彼の購買記録は常に注目の的。酒を片手にスニーカーを鑑賞する時間が至福のひととき。普段は広告などを手掛けるデザイナーとして活躍する。インスタグラム: @okkun_0402
【1足目】トラヴィス・スコット × ジョーダン ブランド
世界的なラッパーとしてだけでなく、ファッションアイコンとしても注目を集めるトラヴィス・スコットとのコラボレーションは2017年から。
始まりはナイキの「エア フォース 1 ロー」だったが、エア ジョーダンシリーズでも多くのヘッズたちを魅了。毎回、激しい争奪戦が繰り広げられている。
●おっくんさんコメント 「まず、コラボものでいの一番に名前が挙がるのは、やはりトラヴィス・スコットだと思うんですよね。エア ジョーダン 1に関しては今出ているものすべてをコンプリートしています。おそらく、3、4年前から始まったエア ジョーダンブームの火付け役のひとつでしょう。
スウッシュを真逆にするといった独創性溢れるアプローチが唯一無二感を生み、面白さや楽しさが魅力に転換されていますよね」。
【2足目】オフ-ホワイト × ジョーダン ブランド
ストリートをモード的かつラグジュアリーに表現したコレクションが高い評価を受けているブランド「オフ-ホワイト」。そのデザイナーこそ、故ヴァージル・アブロー(2022年からはイブラヒム・カマラがディレクターに就任)である。
後にルイ・ヴィトンのメンズ部門のアーティスティックディレクターも務めた鬼才は、2017年よりスタートしたナイキとのコラボでもその片鱗を随所に覗かせた。
●おっくんさんコメント● こちらはオリジナルのエア ジョーダン 2。
「トラヴィス・スコットのコラボ同様、エア ジョーダンブーム再燃の立役者。とにかくデザイン性が素晴らしい。
『1』や『4』などと比較して、『2』は檜舞台になかなか出てこれなかったモデルでしたけど、彼のおかげで注目度が高まった。さすがとしか言いようがないですね」。
【3足目】トロフィールーム × ジョーダン ブランド
トロフィールームは、“バスケの神様”として崇められる伝説的プレーヤー、マイケル・ジョーダンの次男にあたるマーカス・ジョーダンが展開するスニーカーブティック。今ではアパレルも取り扱い、ジョーダンの親族にのみ許された限定品も発表するなど、多くのスニーカーヘッズを唸らせている。
こちらは、おっくんさんの
動画や
記事でも度々登場してきた一足。ルーキー時代の苦い記憶をデザインに落とし込んだ異色作で、これまた貴重なモデルだ。
●おっくんさんコメント● 「これはそもそも海外限定で、トロフィールームの公式サイトでしか販売されませんでした。2021年ですかね。一応、抽選の告知があったので、夜中の1時ぐらいからずっと起きてアプローチし続けましたが、朝の5時ぐらいまで繋がらず……。結果、徒労に終わったという苦い記憶しかないですね。
抽選すらできず、もうあまりに悔しすぎたため、別ルートを使い数十万で購入しました。て、魅力を語らなければいけないのに愚痴になっちゃいましたね(笑)。それほど熱くなれる一足だということです」。
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