「偏愛さんいらっしゃい」とは…… スニーカー好きが人生のエンディングを迎えるとき、深く愛したモデルの数々に囲まれて旅立つことができるなら、それはきっと本望だろう。
オーソドックスなモノから貴重なヴィンテージ、さらには運も味方しなければ手に入れられないプレ値級の一足まで、エア ジョーダンのさまざまなモデルを手にしてきたおっくんさんの場合はというと……。
【写真15点】「エア ジョーダンマニアが墓場まで持っていきたい3モデル」の詳細写真をチェック おっくんさん●エア ジョーダンへの偏愛っぷりがSNSなどで話題となり、今や彼の購買記録は常に注目の的。酒を片手にスニーカーを鑑賞する時間が至福のひととき。普段は広告などを手掛けるデザイナーとして活躍する。インスタグラム: @okkun_0402
「コレクションのベースとなる“アレ”は欠かせない!」
「今手にしているものすべてを墓場まで持っていくつもりでコレクションしていますからね」ーー。
そう苦笑交じりに話すおっくんさん。
ただ、「どうしても選ばなければならないのだとしたら、一足目はアレしかないでしょう」と挙げてくれたのは、大定番のあのモデルだ。
「やっぱりエア ジョーダン 1 シカゴですかね。エア ジョーダンコレクターであれば、結局はそこに尽きるのかもしれません。『シカゴを墓場まで持っていかなくてどうするの?』と、インスタを見ていただいているフォロワーさんに言われちゃうでしょうし(笑)」。
これまでオーシャンズでは、業界人やマニアたちのお気に入りスニーカーを紹介してきたが、圧倒的に登場回数が多いのはエア ジョーダンのシカゴ。おっくんさんの情熱もまた他の追随を許さない。
「特にシカゴのオリジナル。僕はこれをすごく大事にしていて、“スカイ ジョーダン”というキッズ向けの当時のオリジナルも、キャンバス素材の“KO”というモデルも持っています。シカゴカラーに関しては、当時のオリジナルを制覇したいですね」。
エア ジョーダン 1 シカゴへの愛は、こだわりの詰まった壁面からも滲み出ている。
「壁面には気に入っているモデルを60足ほど並べていて、4段目はすべてシカゴカラーだけ。そういう意味でもシカゴというのは、僕にとって大事なモデルなんです」。
陳列棚には、2018年発売のスパイダーマンとのコラボモデルや、トロフィールームとのコラボ、1994年に発売されたモデルなど、歴代のシカゴカラーがずらり。
「シカゴは靴だけじゃなくて、箱も持っていきたいんですよね。当時のオリジナルの箱もあるので。なんだったら、棺桶も墓石もナイキの箱のデザインにしてもらいたいぐらい(笑)。レジスターマークから顔が見えるようにしたりだとか。そのぐらいまでシカゴ一色にしたいですよね」。
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