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2023.06.29

ファッション

カリフォルニアカルチャーを体現。夏に「マリブサンダルズ」が履きたくなる理由



「マリブサンダルズ」。聞くからに旅情をかきたてる名前は、ブランドがカリフォルニア州・マリブで生まれたことに由来する。ウェルネスライフを実践するローカルサーファー、ケヴィン・オニールによって2015年に立ち上げられたご当地ブランドだ。

代表作「キャニオン(CANYON)」に見られるようなメキシコの伝統靴「ワラチ」から着想を得た編み上げが、実にアイコニックかつグッドセンス。

かつてカリフォルニアのサーファーたちは、いい波を求めてメキシコを訪れた。そして、彼らが好んで手にした土産物のひとつがワラチだった。そんな実際のカルチャーをなぞっているだけに、マリブとメキシコのデザイン的マッチングにも説得力がある。



カリフォルニアらしさだって当然、マリブサンダルズの魅力だ。海でも山でも、そして街でも。各々のフィールドでシームレスに楽しめる機能性&ルックスは、とことん開放的でクラス感もある。

動物性の素材を一切使わない姿勢でも、カリフォルニア的SDGsマインドを感じさせる。なかでも今回は、より“ご当地感”のあるモデルにフォーカスしたい。

「サンダーバード」1万7600円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)

「サンダーバード」1万7600円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)


まずは、スリッポン型の編み上げタイプ「THUNDERBIRD(サンダーバード)」。前述の“ワラチ”を進化させたブランド特有の流れを汲みつつ、アッパーには特徴的な編み柄が表れる。



これこそサンダーバードの正体。北米ネイティブアメリカンの神話に登場する、伝説の生物をモチーフとするのだ。

稲妻が走るようにバイカラーで編み分けられたヴィーガンレザーアッパーが、厚めのクレープソールと調和。個性的なのにナチュラルな見た目も、足が疲れにくいクッション性も、そして北米の神話へ抱くロマンも、旅の相棒にふさわしい。



もうひとつが、いわゆるビーサンタイプの「SURFRIDER PLATFORM(サーフライダープラットフォーム)」だ。どこか懐かしい印象だが、何を隠そう‘70年代の南カリフォルニアのビーチをイメージソースとしている。

「サーフライダープラットフォーム」9900円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)

「サーフライダープラットフォーム」9900円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)


ポリエステルのストラップとラバーソールを組み合わせたトングデザインには、陽気でクラシカルな雰囲気が充満。軽量な作りとポップな色使いは、夏の開放感をいっそう盛り上げるに十分だ。

しかも今作はモデル名の通り「プラットフォーム」へ、つまりは厚底仕様へとアップデート。より個性的に、より快適に。進化を遂げたサーフライダーで、サーフトリップなんていかがだろうか。


[問い合わせ]
シードコーポレーション
054-282-2112

増山直樹=文

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