しばしのバカンスを満喫して東京に戻り、ノンピに入社した。主な事業は法人向けのフードデリバリーやランチケータリングの運営や、社内カフェテリアの企画・運営などだ。
社食を持たない企業は多いが、かといってランチタイムの飲食店で並ぶのも面倒。また、コンビニ弁当も味気ない。
そんな社員にとって美味しいランチケータリングは魅力的だ。もちろん、栄養バランスについても気を配っている。
このようにビュッフェスタイルの料理が並ぶ。
「さらに、創業当初から培ったケータリングサービスのノウハウや強みを活かし、コロナ禍でオフィス向けのフードボックスも作りました、これは累計5000社以上に利用されるサービスになっています」。
キンキンに冷えたドリンク付きなので、終業後の飲み会にも最適。
あゆみさんが手に持っているのは、愛してやまないハイボールだ。
有名シェフが監修したというメニュー例。
ノンピでは「共食」という概念を大切にしている。つまり、同じものを一緒に食べることで味の感想を入り口に、仕事やプライベートの話が弾むというわけだ。
企業が成長するためには社員同士のコミュニケーションが必須という考え。
ビルの1階にはノンピがプロデュースした冷凍弁当の自販機もあった。
有名シェフが監修した弁当をレンチンで食べられる。
「共食の社会実装によって世の中や企業をもっともっとよくできる」と語るあゆみさん。そんな彼女を推薦してくれたのはノンピ代表の上形秀一郎さん。大学在学中に飲食店支援事業で起業した人物だ。
「営業スタイルについては、うちの商品やサービスを本気で勧めたいと思っているところがポイントだと思います。
また、目標の数字を達成したらそこで安心するものですが、彼女はさらにプラスアルファの数字を乗せてくるのがすごい。サッカー選手の三浦知良もそうみたいですよ。腹筋20回という目標だったら21回やるとか」。
「いつも楽しそうに働いています」と上形さん。
「あと、パッと思い付くのはお酒の話ですね」と続ける。
「執行役員を交えて採用候補者の方と面接代わりの飲みに誘うこともありまして。渋谷のワインバルみたいな店で、みんな結構飲んだんですよ。
すると、解散直後に酔った彼女から電話がかかってきて『上形さん、ずっとつまんない話ばかりしてましたね』とダメ出し。本当はもう1軒行きたかったんだと思います」。
ハイボールが好きなあゆみさんは、サントリーの2Lウイスキーボトルを常に家の冷凍庫で冷やしている。これをソーダストリームで作った炭酸水で割って飲むそうだ。
「ちょこちょこ買い足しに行かなくていいので楽」とのこと。
「お酒を飲みながら食べるのも好きなんですが、世界でいちばんは『ナマコ酢』。
好きすぎてお魚屋さんで丸ごとのナマコを買ってきて、自分で捌いたうえで三杯酢につけて食べています。日本酒と合わせれば完ぺきです」。
こだわりのレシピで作ったナマコ酢。
取材もそろそろ終了だ。オフィスには社員なら誰でも無料で飲めるというコーヒーを淹れるマシンがあった。
豆はノンピが独自に開発していて「R.O.STAR+」というサイトでオンライン販売もしている。
「ベストブレンド」や「ビタースウィートブレンド」などさまざまな種類がある。
江東区の豊洲でリアル店舗も運営。
というわけで、食に関する熱い思いがしっかりと伝わってきました。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
本当に力を貸してくれそう。
[取材協力]ノンピwww.nonpi.com