「弊社の看板娘」とは…… コロナ禍も落ち着きつつあるとはいえ、デリバリーやケータリングの需要はまだまだ高い。
今回訪れたのは、そんなサービスを法人向けに展開する企業だ。
東京メトロ東西線の竹橋駅で降りる。
【写真20点】「たこ焼きとナマコ酢を愛する看板娘」を写真でチェック ちなみに、上の橋の名はズバリ「竹橋(たけはし)」。千代田区北の丸公園・清水濠にかかっており、徳川氏の関東入国以前から存在する。
そして、後ろを振り向くとーー。
目指す企業がオフィスを構えるビルがあった。
最上階の16階に上がる。
こちらがエントランスです。
「ノンピ」という企業名はイタリア語の「ノンピウファーメ(non piu fame)」すなわち、「もう、腹ペコにさせない」という言葉に由来する。
オフィス内を拝見すると、いました、看板娘。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは、営業担当の佐藤あゆみさん。川崎市出身で子供の頃はやんちゃで、そこらじゅうを走り回って転ぶため、顔や腕に生傷が絶えなかったそうだ。
「高校卒業後は都内の大学に進学しました。食べることが大好きなので、アルバイトは賄い付きの飲食店と決めていて、銀座のスペインバルで働いていたときは私を目当てに来てくれるお姉さんと仲良くなったのがいい思い出ですね」。
そのお姉さん、なんとあゆみさんのアルバイト最終日に「就職祝いね」と言って、ヴィトンの名刺入れをくれたという。
「さすがに新入社員が出すと『えっ』となるので、使い始めたのは社会人になって数年後のことです」。
思い出の名刺入れを見せてくれた。
就職したのは情報通信系の企業。ここでは、新卒約300人の中で売り上げ1位を獲得した。その後はグルメメディアの運営会社に転職し、大阪勤務を経験する。
「飲食店に対する広告営業の仕事で、お客様の店にプライベートでお伺いし、味の感想や接客で気付いたことなどを担当の方に伝えたりしていました。美味しいものもたくさん食べましたが、私調べで“世界一美味しいたこ焼き”に出会ったんですよ」。
トロットロで出汁がよく効いているという。
やがて、キャリアブレイクのために退職し、気持ちをリセットさせようと石垣島に3カ月間滞在した。
「シェアハウスに住んだんですが、面白い人がたくさんいました。私以外はほとんど旅人みたいな感じで、みんな自由な生き方をしていましたね」。
穴場スポット、「明石パラワールドテイクオフ場」にて。
「あと、石垣島では商店のマスターが猟をするケースもあって、店頭には新鮮なイノシシやヤギの生肉が並んでいます。
生のままお刺身で食べるんですが、イノシシの肉にはちょっと毛が残っていました」。
あゆみさんが食べたイノシシ肉(右)とヤギ肉(左)。
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