④ドライテック(モンベル)
「ドライテック」は、モンベルが独自に開発した防水透湿素材。
「防水性を高めると透湿性が低下する」という一般的なポリウレタン防水素材の特長を解決し、雨を防ぎながら、汗などの水蒸気を外へスムーズに放出してくれる。
サンダーパス ジャケット 「サンダーパス ジャケット」1万2320円/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス 06-6536-5740)
エントリーからハードユースにまで幅広く対応する「ドライテック」採用モデル。
しなやかな3レイヤー地を使用し、腕上げがしやすいパターンで仕上げているため、動きやすく、軽快な着心地が魅力だ。
コンバーチブル レイン ジャケット 「コンバーチブル レイン ジャケット」1万7050円/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス 06-6536-5740)
ジッパーで袖部分を簡単に取り外すことができ、天候や温度の変化に柔軟に対応できるレインウェア。
「ドライテック」採用により、発汗量の多い場面でも肌離れよく、ドライで快適な着心地を実現した。スピードハイクや自転車ツーリングなどの運動量の変化が激しいシーンや、寒暖差のある季節に最適だ。
⑤ベルグテックEX (ミズノ)
長時間の雨や大雨を想定し、水圧に耐えうる耐水性とタフさを兼ね備えたミズノ独自の防水透湿素材。
登山などのシーンを想定しており、実際に富士登山に必要な山道具のレンタルプロダクトとしてもセレクトされている。
軽量で持ち運びもしやすいうえに、デザインのラインナップも豊富。しかもリーズナブルなので、用途に応じたモデルを選ぶことができそうだ。
ベルグテックEXストームセイバーVIレインスーツ 「ベルグテックEXストームセイバーVIレインスーツ」1万8150円/ミズノ(ミズノお客様相談センター 0120-320-799)
「ベルグテックEX」を使ったレインスーツは、独自の3層構造になっているので、ベタつきもなく快適に着用できる。
100回洗濯しても水をはじく耐久撥水加工と徹底した防水性を持ちながら、ウェア内の湿気を放出し、適度な環境を作りだす一着だ。
⑥ティフォン 50000(ミレー)
抜群の透湿性と、登山にも十分な耐水性を確保したミレーの独自素材。
一般的なレインウェアに使用されている素材の透湿性の2倍前後の数値を実現した。
暑いときも降雨時にも、ムレを防いで衣服内を快適に保ってくれる。同時に高いストレッチ性があるので動きやすく、優れた運動性を発揮する。
ティフォン50000ストレッチ ジャケット 「ティフォン50000ストレッチ ジャケット」3万1900円/ミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
登山向けとしても十分に高い耐水圧と、最高度の透湿性を両立し、あらゆる天候で衣服内をドライに保ってくれるジャケット。
裏地には15D(糸の太さ)のニット素材が配置され、シルクタッチの肌触りは驚くほどしなやか。さらに適度なストレッチ性を備え、アクティブな動きのなかでも、常に自然な着心地を実現する。
トリロジー ティフォン タフ II ストレッチ ジャケット 「トリロジー ティフォン タフ II ストレッチ ジャケット」3万9600円/ミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
ハードな環境に耐えうるタフネスと、快適性を両立したオールウェザーシェルジャケット。
高い防水透湿性と楽な着心地、さらに耐久性をも兼ね備え、1年を通して活躍する。
適度なストレッチを備えた表地と、サラッとした肌触りと耐久性を兼ね備えたトリコット裏地の組み合わせは、自然でストレスの少ない着心地を実現。
⑦エバーブレス(ファイントラック)
登山で必要とされる耐水圧と、最高レベルの耐久撥水性に透湿性、さらに豊かなストレッチ性を備えた、日本生まれの防水透湿素材。
高い耐水圧を長期間にわたって維持する。表地だけではなく、裏地にも強力な撥水加工を施し、雨で濡れていても高い透湿性を持続し続ける。耐久性だけではなくストレッチ性にも優れ、動きやすさも確保。
⑧ブリザテック(東京シンコール)
生地表面は水をはじくとともに、生地の内部まで水を浸透させず、撥水、防水性能と内部に滞留した湿気を外部に放散する性能を兼ね備えた防水透湿素材。
中層に形成した特殊なポリウレタン膜により、水圧がかかっても内部まで水が染み込まず、内部に溜まる湿気を外に放出する性能があるので、長時間快適な着心地を維持する。
⑨ダーミザクス(東レ)
東レが独自の防水・透湿技術をもとに、さまざまな膜素材を用いて開発した防水透湿性を持つラミネートテキスタイル。
昨年11月にリブランディングを行い、カテゴリーを3つに分けて素材を提案している。まずは、優れた透湿・耐水性を兼ね備えた「BALANCED」。より耐水性能を高めた「PROTECT」。透湿性能に特化した「BREATHE」の3カテゴリーだ。
それぞれ求める用途に応じてプロダクトを選ぶことができるという、ラインナップの幅広さにも注目したい。
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以上、ゴアテックス以外のさまざまな防水透湿素材のウェアを紹介した。
小雨が降りしきる都市を生きる人間にとってはもちろん、ちょっとした山登りやアウトドアシーンでは大活躍。これからやってくる夏フェスシーズンにも欠かせない。
これを参考に、ぜひ好みのものを探してほしい。