左官という仕事や商品について丁寧に説明してくれるひかりさん。そんな彼女の推薦人は社長の原田宗亮さん。
「明るい性格なので、現場がいい雰囲気になります。左官は個人プレーのように見えて、実際は何人かで協力することも多いので、チームワークが求められるんです」。
「彼女のようなムードメーカーは非常に貴重」と話す原田さん。
「あとは、何にでも前向きに取り組む姿勢がすばらしい。材料に藁を入れる試みもいろいろと考えながらチャレンジしてくれました」。
独特の風合いがある仕上がり例。
また、原田左官工業所では4年間の見習い期間を終えた社員をお祝いする会を開いている。
今回は3人の女性が正式に職人になったが、ひかりさんは壇上でのお祝いスピーチを担当した。
お祝いの品はひとり用の水筒だった。
さらに、4年間の奇跡をまとめた写真集も飾ってあった。その横には天然素材の漆喰にプリントできるという特殊技術を用いたプレートが立て掛けてある。
次世代の漆喰「フルーフレ」にイラストと文字をUVプリンターで印刷。
最後に全国各地から集めた砂の瓶についても教えてもらった。
これらを混ぜて砂壁を作るそうだ。
壁を塗るという行為の奥深さ。原田左官工業所は常識を“塗り替える”プロ集団だった。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
気になる動物を描いてくれたのだろうか。
[取材協力]原田左官工業所www.haradasakan.co.jp