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2023.06.08

ライフ

「ガイアの夜明け」密着商品をデザインした看板娘が、隣の席の大先輩に相談していた


「弊社の看板娘」とは……

売ってそうで売ってない、ありそうでなかったオモシロ&お役立ち家電。そんなアイテムを年間100以上も発売している企業がある。

向かったのは秋葉原駅東口。

向かったのは秋葉原駅東口。


【写真20点】看板娘を写真でチェック 

ここから徒歩数分で目指すオフィスに到着した。

エレベーターで8階に上がります。

エレベーターで8階に上がります。


フロアを覗くとーー

看板娘、発見。

看板娘、発見。


さっそくご登場いただきましょう。

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


こちらは制作部でデザイナーとして働く四宮美波さん。お生まれはどちらですか?

「大阪市内です。家は市営団地で、子供の頃は団地内で鬼ごっことかをして遊んでいました。あと、サーフィン好きのお父さんにいろんなサーフスポットに連れて行ってもらったのも楽しかったですね」。

長女を「美波」と命名したお父さん。

長女を「美波」と命名したお父さん。


他に家族は大好きなお母さんと3つ下の妹。

みんな仲が良く、思いやりの気持ちも持っており、今でも自分の家族が理想の家族だという。

高校時代の美波さん(最前列の右端)。

高校時代の美波さん(最前列の右端)。


「高校は3年間頑張った応援団がいちばん思い出深いです。体育祭が有名な学校でたくさんの人が見に来るので、その本番がハレの舞台になります。

ただ、幹部みたいな役職に就きたかったんですが、それが叶わなかったときは立てなくなるまで泣いてしまって。最終的にはど真ん中のポジションをもらって全力でパフォーマンスができましたけど」。

大学時代は梅田の立ち飲み屋でのアルバイトに明け暮れた。接客業が性に合っていたことと、おじさんの常連客から気に入られることなどから、非常に楽しい現場だったそうだ。

「『タッチ』のミナミちゃん?」「違うんですよー」というのが定番のやり取り。

「『タッチ』のミナミちゃん?」「違うんですよー」というのが定番のやり取り。


大学卒業後は職業訓練校でデザインの基礎を学んだのち、1年半前に上京してサンコーに入社する。

「昔から絵を描いたり物を作るのが好きだったんです」。

1年半ということは、まだまだアシスタント的な感じかと思ったら、バリバリにデザインしていた。

ずらりと並んだ什器とパッケージ。

ずらりと並んだパッケージ。


「たとえば、この『カラリ』も私が担当しました。少量の油でサクッと揚がるお一人様用フライヤーです」。

2022年9月の発売以来の人気商品。

2022年9月の発売以来の人気商品。


「デザインをするうえで注意したのは、美味しそうなのはもちろん、パッと見てどんな商品かわかるようにということ。どんな写真を使うかを決めて、撮影をして、デザインに落とし込むところまで行います」。

テレビ東京の『ガイアの夜明け』で密着取材されたこともあり、現在までに約9000個売れているそうだ。

これまでにデザインを担当したパッケージの一部。

これまでにデザインを担当したパッケージの一部。



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