▶︎すべての写真を見る ブローシャーのディレクターである加藤忠幸さんのインスタグラム(
@katoyasai)にネイビーの軍パンがポストされたとき、ビビッときた。これはもう、僕らの救世主的アイテムとなるに違いない! と。
「きっと日本人はネイビーが大好きなんです。絶対的な清潔感がありますし、身に着けると背すじが伸びるような色だと感じています」。
確かにそのとおり。オーシャンズでネイビーを含む「青い服」の特集を組めば、必ず大きな反響がある。
とはいえ、セージやカーキといった色のイメージで思考停止していた“軍パン観”に、加藤さんがひとつのくさびを打ち込んでくれたこともまた事実だ。
パンツ3万800円/ブローシャー brochure.inc、シャツ2万4200円/アンデコレイテッド 03-3794-4037、サンダル8万8000円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)
「ひと口にネイビーといってもその色合いはさまざま。ほぼブルーのものから黒に近いものまで。今回の軍パンの色はUSエアフォースのフライトジャケットの名品、L-2Bの色を手本にしました」。
清潔感をキープしつつ、腰ばきしたときに絶妙なストリート感を醸し出してくれる太いシルエットが特徴。
バック&サイドのボタン付きフラップポケットもありがたい仕様だ。中身の落下を防いでくれるから、安心感が違うのである。
ライトなネイビーは写真のような上品なシャツにぴったりだし、足元はレザーサンダルを合わせてもいい。
また両腿に大きなカーゴポケットを持つ軍パンは、手ぶら派のお気に入りボトムスであることも事実だ。
加えてご覧のようなエコバッグを忍ばせておけば、ポケットの許容量を超えてしまったときも安心。いい大人ゆえ“パンパン状態のポケット”は回避するのが無難である。
超軽量のエコバッグ。この見た目はあのアウトドアブランドのアレだねと思ったらケナナイト!? タグも似て非なる……大人はこのぐらいの遊び心を持ってクレナイと、イヤ!H42×W25×D15cm 4620円/ケナナイトギア(スティープグレードシャープカーブス sgsc-abc.com)
「本来タフなアイテムですから、動く人のために作っている部分も大きいんです。コットン×ナイロンの丈夫な素材は、洗濯したあとの乾きが早いのもポイント。
僕は街ではもちろん、アトリエでの作業や畑仕事のときにもガンガンはいています」。
ブローシャー ディレクター 加藤忠幸さん(49歳)●2021年にスタートしたブローシャーは加藤さんのプライベートブランド。SSZのディレクターも務める。神奈川・大船で4代続く「加藤農園」の当主でもある。