ハンターの価値を高める、技能の見える化とユーザーからのスコア
星野 いやあ、お話のひとつひとつが興味深いですね。
ハンターにはこうしたカスタマーからの評価も伝えられる。ハンターの技能を見える化することで、狩猟の職業的価値を確立しようという発想だ
高野 あと、購入者さんにはジビエの血抜きの状態や匂い、梱包状態なんかにスコアをつけてもらっています。今後はここにもう少しゲーム性を持たせて、評価の高いハンターにはマスター的な称号がつくレベル制度を実装できたらおもしろいなと思っています。
星野 マスターハンターの仕事だと、オーダーに対して完璧な状態のものが届くわけですね。
高野 はい、まさに。いまはハンターが誰なのか、購入者さんには公開してないんです。けれどゆくゆくは飲食店さんにも、この人が獲ってくれました、っていうのがわかるようにしていきたいなと思っています。
星野 なるほど。そうするとハンターにとっては、自分を認めてくれる購入者が増えることにつながるわけですね。
高野 そうですね。あとはうちのレストランはこのハンターにしか頼んでない、っていうことがお店の特徴になったり。
「ハンターを職業として形にしたいんです。そのためには...」と、高野さんはさまざまなアイデアを形にしていく
星野 そうか、そしたら高級レストランから注文がバンバン集中しているマスターハンターみたいな人が現れて、その人からだったらちょっと高く払っても買いたいってことになるかもしれないですね。
高野 はい、そうなると嬉しいなと思ってます。
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