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複雑で濃厚なジビエの味わいに感動!食べ放題を夢見てハンターに


星野 高野さんがジビエと関わるようになったのは、どういうきっかけからですか?

高野 
私、北海道の十勝平野の出身なんです。東京の美術系の大学を出たあとは都内でグラフィックデザイナーをしていました。そのとき、たまたま三軒茶屋でジビエのお店に入ったら、ものすごく美味しかったんです。

星野 
うんうん。

高野 味が力強くて、濃厚で複雑で。ジビエってこんなに味わい深いものなんだ、ってビックリしたんです。そのお店には猟銃の模型が飾ってあったんですが、それを見たときに "そうか!これがあれば、ジビエ食べ放題だ!!" って思ったんです。

終始明るい笑顔が印象的だった高野さん。ジビエを食べる話になると、その笑顔はいっそう輝いて見える

終始明るい笑顔が印象的だった高野さん。ジビエを食べる話になると、その笑顔はいっそう輝いて見える


星野 その発想はなかなかユニークですね。美味しい、もっと食べたい、それなら自分で獲ろう、ということですか?

高野 はい。

星野 それで、どうなさったんですか?

高野 
調べてみたら狩猟をするためには狩猟免許と、銃の所持許可が必要だということが分かりました。それで狩猟免許の勉強をして、試験を受けました。同時期に書類を揃えて、所轄の警察に行って銃の所持申請もしたんです。


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