OCEANS

SHARE

最軽量クラスの重量は、わずか150g前後!

二宮さんの愛用モデル。収納時は手のひらサイズ。

二宮さんの愛用モデル。収納時は手のひらサイズ。


テントに比べて、軽量コンパクトに収まることもハンモックの利点だ。

「最軽量クラスのハンモックの本体重量は、わずか150g前後しかありません。日帰りで楽しむなら、これにサスペンション(支点に固定するためのテープやロープ)を足すだけ。泊まりの場合は、さらにコンパクトなタープを追加しますが、総重量はテントよりもだいぶ軽くなります」。

二宮さんの荷物は、非常にコンパクト。寝袋や食料など、キャンプ道具一式が全部入ってこのサイズ。

二宮さんの荷物は、非常にコンパクト。寝袋や食料など、キャンプ道具一式が全部入ってこのサイズ。


このサイズ感は、電車キャンパーや自転車キャンパーとの相性抜群。宿泊スタイルが違うので単純な比較はできないが、あなたが普段キャンプに使っているテントやタープの大きさを思い出してみてほしい。

設営に難しいロープワークは必要なし

樹木の保護のために、幅の広いテープ状のサスペンションを使って荷重を分散させよう(キャンプ場では、その場のルールに従うこと)。

樹木の保護のために、幅の広いテープ状のサスペンションを使って荷重を分散させよう(キャンプ場では、その場のルールに従うこと)。


「ハンモックを使ったことがない方からは、『張るのが難しそう』とよく言われます。たしかに、昔のハンモックはロープワークが必須でしたが、実は現代のハンモックは、結ばなくても張ることができてしまうんです。ちょうどいい支点を見つけたら、サスペンションを巻いて本体を繋ぐ。それだけでいいんですよ」。

二宮さんが愛用するパーツ、通称「小屋掛くん」。これがあれば、引っ掛けるだけで設営完了!

二宮さんが愛用するパーツ、通称「小屋掛くん」。これがあれば、引っ掛けるだけで設営完了!


実際に二宮さんに張ってみてもらうと、呆気ないほど簡単に張り終えてしまった。

張り具合や高さの微調整は必要なものの、自分のハンモックに合った支点の距離がわかってくると、1、2分あれば張れるそうだ。何本もフレームを差し込み、ペグを打たなければならないテントを張るよりも、かなりハードルが低く感じた。


3/3

次の記事を読み込んでいます。