▶︎すべての写真を見る ランドローバーからエリザベス2世女王陛下の即位70周年を祝うプラチナジュビリーを記念した、世界に一台の特別仕様の「ディフェンダー 130(DEFENDER 130)」が英国赤十字社に寄贈され、今後北ウェールズに配備される。
この車両は、スノードニア山脈やリーン半島、アングルシー島などの緊急事態発生時に、すぐに到達することが困難な地域の人々を支援するために使用される。
英国赤十字社と協力して製作した「ディフェンダー 130」は、ランドローバーが追求するモダンラグジュアリーの原則に基づいて改造し、最先端かつ高度な通信機能を搭載している。
ウェールズは、4Gデータ通信の普及率が英国で2番目に悪い地域とされており、この地域の海岸線、山岳地帯、遠隔地では、「ディフェンダー」の通信機能が不可欠だ。
この車両には、場所を問わず強力な信号を発信するために強化された4G接続アンテナ、電話、通信用VHFラジオ、GPS追跡機能付きの最新のテレマティクスシステムが搭載されている。
ルーフに設置した太陽光発電システムは、エンジンが作動していないときに補助バッテリーを充電して電力を供給するため、より長い時間データ通信が行える。
さらに、「ディフェンダー 130」の3列目シートを取り外し、さまざまな支援物資を収納するためのスペースが設けられている。このスペースには引き出しを追加し、毛布や食料、救急用品などを収納できる。これらの装備により、嵐、洪水、火災、凍結といった、さまざまな緊急事態に対応することが可能になった。
約70年間にわたって英国赤十字社と協力関係を構築し、また最高峰のSUVを作り続けるブランドだからこそできる救援活動。
道なき道を得意とするディフェンダーの性能が存分に発揮されることを願いたい。
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