「完ぺきな仕上がりです」という笑顔。
下山後は以前の会社で一緒に働いていた人が立ち上げたジャパンプに誘われて入社。「コンペル」という企業同士のマッチングサイトの運営を任されている。
「営業代行、マーケティング、SNS運用、ホームページ制作などのアウトソーシング先を探しているという依頼が来たら、条件に合った登録企業を数社紹介するというシステム。登録企業も見込み顧客を探しているので、そのマッチング業務です」。
たとえば、新入社員研修の講師も紹介できる。
また、ジャパンプではTwitterの運用代行サービスも行なっているので、自分たちのアカウントの運用に力を入れている。
発信するのはプライベートのこと、会社の日常や広報活動、プレゼント企画などだ。
Twitterチームの総フォロワー数は3万人を超えた。
さらに、フルリモートの社員もいるため、RPG風のバーチャルオフィスで毎日のようにコミュニケーションを取る。
真美さんは中央で「みぃ」として参加中。
「『コンペル』に届いた業者探しの依頼に対応して、マッチング後のヒアリングのときに『紹介してもらった会社がすごくよかった、助かりました』と言われると嬉しいです。3年間働いてきましたが、会社も仕事もめっちゃ楽しい。出社するのが嫌だと思ったことがありません」。
福利厚生も充実しており、昨年は社員旅行で御殿場へ。富士山が見えるコテージに宿泊した。
真美さんはもちろん鍋で美味しいご飯を炊く担当だ。
お揃いのジャパンプパーカーを着た記念写真。
そんな看板娘を推薦してくれたのは、ジャパンプを立ち上げ、真美さんを誘った社長の舘山昇一さん。
「以前の営業会社からなので、もう10年ぐらいの付き合いです。周囲の人を明るく前向きな気持ちにしてくれるので助かりますね。仕事面では最初は大変そうで試行錯誤の連続でしたが、必死に勉強してくれました。去年、カスタマーサクセスのマネージャーになってもらって、今は安心して業務を任せられています」。
一方で「天然さもあります」と、こんなエピソードも教えてくれた。
サッカー日本代表の監督は森保一さんで、森保ジャパンと呼ばれる。しかし、真美さんは「モリタヤスシ」とかの略だと思い込んでいたという。真面目な話をしていても笑いを起こすキャラなのだ。
「面倒見がいいので、新人への教育もちゃんとしてくれます」と舘山さん。
ところで、ホワイトボードに「江戸徳川→明治元年」と題する板書がありますが、舘山さん、そういう業務もあるんですか?
学校では習わなかったマニアックな情報も。
「いえ、あれは僕が幕末好きなので興味があるメンバーだけが参加する講義を行なっているんです。取材が来ると聞いて消そうかと思いましたが、窪野に『大丈夫ですよ、ネタになりますよ』と言われて、そのままにしてあります」。
面白いのでネタにさせていただきました。このように、自由かつ和やかな社風のようだ。休憩時間や終業後にはボードゲームで遊べる。
いちばんのお気に入りは陣地取りゲームの「Blokus」。
ここで、真美さんがいう。
「コーヒー飲みます? 私や社長もなんですけどコーヒー好きが多いので、朝は交代でまとめて淹れるんです」。
ドリップポットも洒落たデザイン。
取材もそろそろ終わる。新宿グルメについても聞いた。
「オススメは新宿御苑の『SOBAHOUSE 金色不如帰』です。はまぐり系のスープは一口目から笑顔になるラーメン。日本のラーメン店でミシュランのビブグルマンを獲得したのは日本で3店舗だけですが、そのうちの1店です」。
「行列必至で早めに行かないと麺がなくなります」とのこと。
さて、これでおいとましますと伝えると、なんと、その日の出社メンバー全員で見送ってくれたのだ。最後まで温かい会社でした。
じゃんけんで社長に勝ってしまう真美さん。
ありがとうございました。
では読者へのメッセージもお願いします。
企業と企業のマッチングを表す「コ」の字。
[取材協力]ジャパンプhttps://japump.co.jp/ コンペルhttps://comperu.jp/