OCEANS

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――では逆に嫌な飲み会とはどんなものでしょう?



ゆうこ 「飲むのは好きだけど『セ・パ両制覇すな!』」です。

タルトタタン あぁ、セ・パね!

――どういうことでしょう?

ゆうこ セ・パはセクハラ、パワハラの略です。

ttt そういうことか(笑)!

ゆうこ お酒の量をコントロールできなくて、「コラッ!」って言って、隣にいる私の太ももを叩いたり、他の人にパワハラっぽいことをしているのを目撃したり。

その方に恩があっただけに、ショックで、見ているのもしんどくて。電があるので帰ります」って自分から帰ったことがあります。

タルトタタン 社会人生活も長いんだから、お酒の飲み方を覚えてほしいですよね。「記憶がないんだよね、ごめん」じゃなくて。覚えてないんだったら、それも省みて、自分は酒癖が悪いんだなとか、パワハラ気質になっちゃうなとか、学習してほしい。

ゆうこ こちらが嫌いにならないように、ちゃんと飲んでほしいなって思いますよね。

タルトタタン 「やめてください!」みたいなことになると、場の雰囲気も壊れるし。

ゆうこ わかります。ただすごいなと思ったのが、職場のすごく美人な先輩。

美人だから絶対セクハラとかされてきたと思うのですが、その方は危ない人がいると「はい、そこそこ〜!」ってレフェリーみたいに場の空気を壊さずに注意するんです。

それを見て私もレフェリー側に回ればいいのか! と気づきました。

タルトタタン でもこちらがそこまでしていることに気づかずに、触り続けるその神経どうなってんの? とも思いますよね(笑)。

ゆうこ 確かに。

ーーちなみにお酒を強要されたりはしないんですか?

ttt それはないかな。

S.R ありました(笑)。

赤羽 なんかずっと1人(S.Rさん)だけレベルが違う(笑)。

S.R 次の日朝早いからとかでセーブをしていると、私が飲めるのを知っているからって「今日飲んでないな、遠慮すんなよ」みたいな。

ゆうこ やばい、サークル飲みみたい。



赤羽 強要じゃないですけど、会社にエリート上司がいるのですが、この方、体力オバケで40代なのに週5でオールするんですよ。

――それで仕事ができるんですか?

赤羽 朝の会議とかは寝坊しますけど(笑)、仕事はめっちゃできます。

その方と月曜に飲みに行ったときに、23時くらいに「お開きにしましょう」って別れたのに、少ししてから後ろからいきなり肩叩かれて。

ゆうこ 怖い。

赤羽 「今から銀座行く?」って、タクシーでそのまま銀座に連れて行かれました(笑)。

――だいぶ昭和っぽいエピソードですね(笑)

赤羽 しかも銀座に着いたらいきなりストリートナンパ10連発で、僕はそれを見ているだけという(笑)。

ttt やばい人だな、それ(笑)。

赤羽 でもめちゃくちゃ人間味があって、尊敬できる方です。

タルトタタン 後輩からいじられたり、少し隙のある人って、好かれている上司って感じがするよね。

――ちなみに好感のもてるお開きの仕方ってありますか?

S.R 「おれ、明日早いから」って、自分から帰ってくれる人。

一同 わかる!

タルトタタン 帰りたいけど出にくいときに、LINEで「もう出ていいよ」「無理しないでね」ってメッセージくれたのは、すっごくありがたかったですね。

ttt 裏でそうやって連絡してくれるのはいいね。

タルトタタン とはいえ、個人LINEが来た時点でキモい人もいますから、紙一重なのですが(笑)。


意外にも飲みに行くことには好意的だった若手社員たち。

つまり、もし誘ってもきてくれないということは、酒グセが悪いと思われているのかもしれない。一度我が身を振り返ってみるのもいいだろう。

次回は明日公開! プライベートな会話のボーダーラインを探る。

林田順子=取材・文 新澤 遥=写真

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