デザイナー、ケヴィン・オニールの送るファンライフは、これまで何度も取り上げてきたとおり。その気持ち良さと結集ともいうべき「マリブサンダルズ」より、またも見逃せないニュースが届いた。
ところで、「マリブ」と聞いてあなたは何を連想するだろう。海、サーフィン、美酒……? カリフォルニア州ロサンゼルス郡西部に位置するビーチタウンならではの、“いい気分”にさせるものが多いはずだ。
当地の名を冠するマリブサンダルズも御多分に洩れず、ヘルシーでスマートなサンダルは、マリブで暮らすデザイナー、ケヴィン・オニールのライフスタイルを反映。
抜群のフィット感とクッショニングが身体的開放を促し、動物性の素材を使わないサステナブルな姿勢が心を刺激する。
心身ともに気持ちいい。その優越は、ふたつの注目モデル「ラティゴ」「キャニオン」からも感じ取れる。ただし、これまで以上の感動を添えて。なにせ、ビーチサイドの散策はおろかライトトレッキングでも頼れるマルチユースな優れモノなのだから。
2万3100円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)
マリブの人気ビーチから名前をとったラティゴは、トウからヒールまでを優しく包むウィーガンレザーの編み込みがポイント。反発性とクッション性に富んだ厚底ソールの安心感は、山道を安全に先導してくれるかのようだ。
1万6500円/マリブサンダルズ(シードコーポレーション 054-282-2112)
マリブに点在する数々の渓谷にちなんで名付けられたキャニオン。立体的なインソールのアーチが歩行性を高め、ハンドメイドの編み込みアッパーが足を守る。マリブから連想される“海”とは正反対の属性を備えながらも、ブランドを代表するモデルだ。
というのも、実はマリブの誇る美しい自然はビーチだけにあらず。内陸には険しい山地が広がり、ローカルたちは山遊びも大好きなんだとか。海と山と街がシームレスにつながる。その気持ち良さを本能的に知るマリブサンダルズの、面目躍如たる2モデルといえよう。
さらに言えば、マリブサンダルズはそもそも山との親和性が高いブランドでもある。特徴的なレザーの編み込みは、メキシコの山岳民族が作る伝統靴「ワラチ」から着想を得た。
一方、インスピレーションの源がマリブからメキシコに飛んだことにもワケがある。南カリフォルニアのサーファーたちはかつて、いい波を求めてメキシコのバハビーチに到達。現地でさまざまな工芸品を持ち帰り、そのひとつとしてワラチサンダルが知られているのだ。
そんな1950年代のサーフカルチャーが、マリブサンダルズの原点。だから“海か山か”ではなく、海も山もメインフィールドとする。そしてマリブの洗練された街並みよろしく、タウン仕様にも映えるラグジュアリーさをも持ち合わせることを付け加えておきたい。
[問い合わせ]シードコーポレーション 054-282-2112
https://malibusandals.jp