「クラシックキャディバッグ」6万500円/グレゴリー(サムソナイト・ジャパン 0800-12-36910)
若い頃から「グレゴリー」のデイパックにお世話になっている我々。初めて背負ったときの感動は忘れられない。肩から背中にかけてフィットして、荷物がぐっと軽くなるようなあの感じ。
見た目もワンランク上のイメージで、背負っているとどこか誇らしかったものだ。
そんなグレゴリー の“らしさ”をターフの上でも味わいたい。そう考えるゴルファーに打ってつけなのが、今回紹介するゴルフラインだ。
アウトドアで培った“背負い心地”を実現
「クラシックキャディバッグ」6万500円/グレゴリー(サムソナイト・ジャパン 0800-12-36910)
グレゴリーが誕生したのは1977年のこと。以来そのバックパックは世界中のマウンテンガイドやクライマー、バックパッカーたちから愛され続けている。つまりグレゴリーの背負い心地の良さは、アウトドアの厳しい環境の中で培われてきたものなのである。
もちろんゴルフバッグにも、およそ半世紀にわたるバックパック作りのノウハウが随所に活きている。定番の「クラシックキャディバッグ」を例に、そのグレゴリーらしい背負い心地とは何かを紐解いていこう。
ショルダーストラップにはデイパックと同じ素材のクッションを採用。厚みがあり、少し幅広で、ご覧のとおり肩に沿うようにフィットする。中に入れたクラブの重さを感じさせない、快適な背負い心地を約束してくれる。
またバッグ自体を軽量に仕上げている点も注目したい。軽さと耐久性のバランスに優れた420デニールのコーデュラナイロンを使用し、3㎏を切る2.875㎏を実現。アクティブなゴルファーに打ってつけのバッグに仕上がっているというわけだ。
グレゴリーらしさという点でもうひとつ注目したいディテールが、こちら。腰に当たる部分に配置されたパッドである。実はこのパッドも、バックパックの背面に装備されているものと同じ素材を使用している。
セルフプレーを楽しむゴルファーたちは、ショルダーパッドが優れているだけではダメだと知っている。起伏のあるコースを歩けば重いバッグは不安定に揺れ、おのずと身体が振られるからだ。つまり肩と腰で、バッグをしっかりと支えなければならないのである。
機能性に優れたショルダーストラップ、ベストな位置に備えられたパッド、そして軽量な本体。ゴルフバッグに限らず“バッグの背負い心地の良さ”というのは、結局のところ総合的なポテンシャルの高さによって実現されるのだ。
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