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2023.04.28

からだ

【びっくり】その老け顔は“口呼吸”のせいかも!? 正しい“鼻呼吸”で男前を上げろ!



「STAY YOUNG総合研究所」とは……
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我々は毎日、1万Lもの空気を取り入れ、2万回以上もの呼吸を繰り返している。

もし、その呼吸の方法が、最近気になっている老け顔に深く関わっているとしたら……。
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見直すのは今だ!


“鼻呼吸”が老け顔の進行を防ぐ

シワやたるみといった老け顔の進行を憂うオーシャンズ世代は少なくないだろう。てっきり年齢や疲れのせいかと思いきや、内科医の今井一彰先生によれば、「口呼吸が原因かもしれません」と言うのだ。

「意外と知られていませんが、口で呼吸をすることはカラダにいいものではありません。

その理由は、ずっと口で呼吸をしていると、異物をブロックしたり、空気の乾燥からカラダを守ったりするという鼻の機能が衰えてしまうから。

さらに口の中が乾けば、のどが乾燥して感染症を引き起こしやすくなるほか、唾液が本来の機能を発揮できなくなり、口臭や口内炎、歯周病の一因にも。

私は長年にわたって鼻呼吸の習慣化を始動してきましたが、口呼吸をやめることで、さまざまな不調や慢性病が改善することがわかったのです」。

ただ、なぜ、口呼吸は美容面にもデメリットがあるのか?

「そもそも鼻呼吸は口呼吸よりも気道抵抗が高いため、顔の筋肉(表情筋)をしっかり使う必要があるんです。

そこに追い打ちをかけるのが近年のマスク生活。長時間マスクを着けることで、表情を気にする必要がなくなります。すると表情筋は衰え、いっそう口呼吸のほうが楽に感じるようになってしまう。

結果、シワやほうれい線、輪郭のたるみなどが目立つようになるのです」。

つまり、口呼吸は表情筋の運動不足を促進させる。反対に鼻呼吸を習慣化すれば、表情筋が鍛えられることで、老け顔の進行を防ぐことができるというわけ。

「正しい鼻呼吸のポイントは舌の位置。口を閉じて舌全体を上顎に密着させます。このとき、舌の先が下の前歯の内側や歯肉につかないように。この状態をキープできないのは舌や頬の筋肉が衰えている証し。

舌が下がって下顎が支えられなくなっているので、いつも口が開いている状態になってしまいます。

ついつい口が開いて口呼吸になってしまう人は、アメ玉を口の中で転がしたり、「あいうべ体操」をしたりして、舌圧を強化するトレーニングをしましょう」。

口呼吸から鼻呼吸に切り替えるだけで、体調が良くなり、男前も上がる。生き方とはすなわち“息方”なのかも!?
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口呼吸から鼻呼吸へ「あいうべ体操」

今井先生が考案した「あいうべ体操」。やり方は簡単で、「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と口を大きく動かすだけ。

一日30回を目安に続けると、舌圧が強化され、自然と鼻呼吸ができるようになるとか。



「あ〜」と大きく口を開ける。唇が丸くなるようにする。下顎と咽頭部の間にあるU字型の舌骨につながる筋肉全体を強化。
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「い〜」と前歯が見えるように口を横に開く。このとき、左右の頬の筋肉を両耳の前に寄せるように意識するといい。




「う〜」と口を尖らせ、唇を前へ思い切り突き出すのがポイント。口を閉じる動きに直接的に関わる口輪筋も鍛えられる。




「べ〜」と、舌先を顎の先まで伸ばすような気持ちで伸ばす。舌の角度を変えれば、舌の筋肉をトレーニングすることも可能。
内科医 みらいクリニック 院長 今井一彰先生●山口大学医学部卒業。2006年に福岡県にみらいクリニックを開業。呼吸法の指導にも取り組み、息育指導士を養成する講座を主催する。著書に『世界一簡単な驚きの健康法 マウステーピング』(中島潤子歯科医師と共著・幻冬舎刊)など。登録者1万人超のYouTubeも必見。
「STAY YOUNG総合研究所」とは……
加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。
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平沼久幸=イラスト 押条良太=文

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