パッキングの利便性を高めた親切設計
ラゲッジとしての使い勝手を追求しているのも、ツール作りに定評のあるビクトリノックスらしいポイントだ。
例えば、小さめのキャリーオンタイプの場合、メインコンパートメントのジップを開けることなく、フロントジップの開閉で、PCスリーブなどが備わる内部にアクセスできるというのもうれしい限り。
もちろん、内側には、PCホルダーのみならず、各種ジップポケットやメッシュポケットが備わっており、至れり尽せりだ。
裏地には、抗菌性のあるSILVADUR ™️ テクノロジー加工が施されており、雑菌の増殖を防げるようなつくりに。
40回洗っても効果を損なわないほどの抗菌力というから驚きだ。ウイルスや菌への対策もおこたりたくない旅においても備えは万全。
最後に、本コレクションにおいて、エクスパンダブル機能を持つタイプにも触れたい。
YKKラケットコイルジッパーを使用しており、このジップをオープンするとバネによって自力で広がろうとしてくれるのだ。さすがビクトリノックス。
これにより、キャリーオンなら最大20%、ラージケースなら最大40%の収納力アップが可能。どうしても帰りには土産などで荷物が増えてしまうわけで、そんな場合でもへっちゃらだ。空港でラゲッジを開けて荷物を分け合うようなシーンとは、これでおさらば。
そんなわけで、ビクトリノックスが企業として取り組む環境への配慮や、歴史的に磨き上げたツールとしての配慮がゆきとどいているのが、最新コレクション「スペクトラ3.0」の魅力。
付記するならば、世界的なデザインアワードの「レッドドット2022」で受賞しているデザイン性の高さも注目したいところ。このつくりで、最大モデルでも10万円をゆうに下回るわけなので、リーズナブルでもある。
魅力たっぷりな本作ならば、きっと旅のお供として多大なる満足感を与えてくれることは間違いないだろう。
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「スペクトラ3.0」の使い勝手をパトリシオと編集長・江部が対談レビュー!
※本記事で紹介した商品は、ビクトリノックス直営店、ビクトリノックス公式オンラインストア楽天市場店で購入できます。[問い合わせ]ビクトリノックス ジャパン03-3796-0951