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2023.03.24

ファッション

「ダンヒル」が“大人カジュアル“に必要だ。創業130周年の最新コレクションで確信

右●H40×W32×D15cm。バックパック32万0100円、左上●H30×W40×D15cm。トートバッグ36万8500円、左下●H16.5×W24×D5cm。メッセンジャーバッグ17万9300円/すべてダンヒル(ダンヒル ジャパン 00-0000-0000)

右●H40×W32×D15cm。バックパック32万0100円、左上●H30×W40×D15cm。トートバッグ36万8500円、左下●H16.5×W24×D5cm。シティ メッセンジャーバッグ17万9300円/すべてダンヒル 0800-000-0835


英国ブランド、ダンヒルが創業130年を迎える本年。これを記念した「1893ハーネス コレクション」が登場する。ダンヒルといえば、やはり英国ブランドらしい折目正しさから滲み出る紳士的なイメージも強い。

しかし、その伝統に胡座をかくわけではない。ブランドのDNAを継承しながらも、時代性を常に取り込んで進化発展させてきた。

ここに紹介する記念コレクションこそ、まさにブランドが体現してきた世界観を端的に表現するものだと思う。ダンヒルの魅力がいかにして凝縮されているのかを、3つの代表モデルから見ていき、それが普段の我々の装いに必要である証明をしていこう。

シンプルでタイムレスな洗練デザイン

H40×W32×D15cm。バックパック32万0100円/ダンヒル(ダンヒル ジャパン 00-0000-0000)

H40×W32×D15cm。バックパック32万0100円/ダンヒル 0800-000-0835


紳士的だが、退屈ではない。

紳士という言葉を「品格があって礼儀正しい男子」という額面どおりに受け取れば、それは少々つまらないものだが、実際のところ、僕らは、紳士的という言葉に、遊び心や茶目っけまでも加えた、いわば男性の理想像と重ねてしまうところがある。



だから、少々の距離感はあろうとも、エレガンスと遊び心の両面を備えた紳士という理想像をどこかで追い求めてしまうのだ。

ダンヒルの新コレクション「1893ハーネス コレクション」が、まさに二律背反な二面性を備えた存在といえる。

シャープさの備わる静謐な佇まいに、よく見ると、レザーのカッティングや縫製、メタルパーツの形状などに、遊び心がちりばめられており、リズミカルなデザインコードで、世界観を表現。

これまでの歴史や伝統を汲みながらヒネリを加えつつ、シンプルでタイムレスなデザインに落とし込んでいる。

背面はメッシュ地で蒸れを軽減。

背面はメッシュ地で蒸れを軽減。


これは、ロンドンやパリと舞台を変えてコレクションを発表してきたラグジュアリーブランドとしてのデザインに対する真摯な姿勢の現れ。英国を代表するダンヒルは、常にブランドのヘリテージに敬意を表している。

例えば、こちらのバックパック。

大きめのジップによる入れ口や、パッド入りのラップトップコンパートメントなど、使い勝手も充実。収納性と機能性を兼備したバックパック。

大きめのジップによる入れ口や、パッド入りのラップトップコンパートメントなど、使い勝手も充実。収納性と機能性を兼備したバックパック。


アメカジ小物の筆頭でもあるデイパックの形状を保ちながら、プリーツ入りアウトサイドポケットや2点留めのメタルボタンなどにデザイン的なアクセントを加えており、アクティブなライフスタイルの味方ともなってくれるだろう。
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