OCEANS

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その後もカイ・フランク、タピオ・ヴィルカラ、ティモ・サルパネヴァ、オイバ・トイッカといった錚々たるデザイナーが活躍。

また’60〜’70年代にはフィンランドを象徴する森、湖、雪や氷といった自然の質感をデザインに取り込み始める。この思想もまた、脈々と受け継がれるイッタラデザインの重要なピースである。

イッタラの故郷であるフィンランドには18万以上もの湖が存在する。その湖や周辺の海にインスパイアされた色が「ウルトラマリンブルー」だ。

イッタラの故郷であるフィンランドには18万以上もの湖が存在する。その湖や周辺の海にインスパイアされた色が「ウルトラマリンブルー」だ。


こうしたデザインを実用性の高い製品へと具現化するためには、本物のクラフツマンシップが必要不可欠であることも申し添えておきたい。

色ガラスのバリエーション、吹きガラスの技術、ガラス型の精緻な設計。洗練されたデザインと熟練の技は、イッタラのもの作りの両輪なのだ。

フィンランドの自然から着想を得た“青”。

フィンランドの自然から着想を得た“青”。


現在も世界的なデザイナーが新たなプロダクトを手掛け、製品バリエーションは拡大を続けている。

下記では、今年のアニュアルカラーである「ウルトラマリンブルー」のアイテムをいくつか用意した。フィンランドの大自然からインスピレーションを得た心地良き“青”は、今回特集しているようにオーシャンズを象徴する色でもある。

広大深遠なイッタラの入り口としても最適かと思うが、さていかがだろうか。
3/3

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