「クリフトン 9」2万900円/ホカ(デッカーズジャパン 0120-710-844)
極上の履き心地を味わえる厚底系ランシューのオリジンであり、センスフルなカラーリングでストリートの足元も席捲しているホカ。街を見渡せば、走る人も、そうでない人も、こだわり派ほどホカを履いているケースが少なくない。
そんな新定番メーカーを代表するモデル「クリフトン」が9へとアップデートした、とくれば見逃すわけにはいかない。どこかどう進化したのか、そして変わらない“らしさ”とは。オーシャンズでもお馴染みのウェルネス派モデル、呉山賢治さんがテスト!
進化したクッションが最高に気持ちいい履き心地を実現
スニーカー「クリフトン 9」2万900円、パーカ1万230円、Tシャツ8800円、ショーツ8360円、キャップ4290円/すべてホカ(デッカーズジャパン 0120-710-844)
ホカのベストセラーであり、アイコン的モデルでもあるクリフトン。そのウリといえば、一目見ると忘れられないマシュマロのようなソールがもたらす圧倒的なクッションだろう。
9代目では、そのミッドソールが前作比で3mmアップと、リッチな厚みで気持ち良く着地衝撃を吸収する。そればかりでなくソールのフォーム材も一新されたとのことで、弾むようなレスポンスもパワーアップ。
雲の上を走れたらこんな感じ?という、浮き上がるようなライド感を味わえるのだ。
「今回改めて履いてみて、次の一歩が自然に前に出る感覚が本当に心地いい。どんどん先に進んで、次の景色を見てみたくなる。そんなランシューって他にないですよね」と呉山さん。
メタロッカー構造と呼ばれる、ロッキングチェアーの脚のようなソール形状はより洗練され、通気性に優れた軽量メッシュを採用したアッパーデザインは余分な生地の重なりと圧着パーツが削減され、スマートさに磨きがかかっている。
「見た目はボリューム感があるのに、実際に手に取ったときの軽さとのギャップがもの凄くって。新鮮な驚きでした」。
以前よりライトさに定評のあるモデルだが、クリフトン9では片足248g(27cm)と、さらなる軽量化が進んでいる。
スムーズな乗り心地はダテじゃない。
2/3