「スターファイヤーSC J」2万2000円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217)
▶︎すべての写真を見る 115周年を迎え、一新したロゴも話題のコンバースが乗りに乗っている。アニバーサリーイヤーを記念したプロジェクトがことごとく当たっているのだ。
ひとつは「
オールスター アール」。「オールスター 100」(オールスター生誕100周年の年、2017年に登場したモデル)を前身とするモデルで、3つの“R”でブラッシュアップを図った。
高機能カップインソールを謳うリアクト2.0、随所に採用したリサイクル素材、モダンなパターンワークが光るリファインがそれだ。これが幸先のいいスタートを切った。
この勢いをさらに加速させたのがふたつめの「チャックテイラー クロージング」。ハトメやステッチ、プレイヤーズ・ネームといった「チャックテイラー」を彷彿とさせるスペックをあしらったモダンなウェアはリリースするなりほぼ完売、といううれしい悲鳴を上げている。
トリを飾るのが、3月17日(金)にローンチされる「スタークルーザー」である。
侮れば後悔するアップデート
![“青リンゴ”の名で親しまれた「スターファイヤー」。「スタークルーザー」はこのモデルがベースになっている。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/42122/images/editor/987e41408fa50ff7d9710f6f11f22a4f32e88315.jpg?w=850)
“青リンゴ”の名で親しまれた「スターファイヤー」。「スタークルーザー」はこのモデルがベースになっている。
「スタークルーザー」は1977年に発売されていまなおヴィンテージ市場で高値で取引される伝説のランニングシューズ「スターファイヤー」がベースとなっている。
スエード×ナイロンのコンビネーション、目の粗いシューレースといった「スターファイヤー」のアイコンともいうべきスペックはそのまま引き継がれ、現代のテクノロジーでアップデートされているのだが、このアップデートを巷のそれと侮れば後悔すること請け合いだ。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/42122/images/editor/1d475c7c3d39843517bc171d922b64f662c0ed82.jpg?w=850)
アウトソールはビブラム社のメガグリップ、ミッドソールにも同じくビブラム社製E.V.A.ミッドソールが採用された。そのグリップ力、クッション性は最高峰のコンストラクションといって申し分がない。
ビブラムソールを搭載したスニーカーはいまどき珍しくないが、アウトソール、ミッドソールともにビブラム社製というのはなかなかあることではない。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/42122/images/editor/3815c9b246c15a6a66ccacce88f5b12a0d16cb51.jpg?h=851)
インソールはクッション性、通気性、耐久性に富んだオーソライト。
クルーザーの名を冠したのはその名のとおりクルーザーのような履き心地を実現したという自負からきている。満艦飾な底まわりに反した軽さもこのモデルの魅力だろう。
アッパー素材も負けていない。格子状の織り目をまとったのはコーデュラリップナイロン。引き裂き強度、耐水性、防汚性――そのすべての項目で高得点を叩き出す。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/42122/images/editor/80e720815787c05a3768e25ac1d9fb95451cdce0.jpg?w=850)
トドメを刺すのが生産国である。「スタークルーザー」を一足にまとめあげたのは今や世界からアツい視線が注がれる日本の工場。抑揚を利かせたシルエットはいつまでだってみていられるほど美しい。手仕事を厭わない職人仕事の賜物だ。
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