▶︎すべての写真を見る 「スタイリストの“お助け服”」とは…… ドレスシューズよりも気軽に履けて、ワークブーツよりも上品。そんなカジュアルシューズの代表格といえば「クラークス」だ。
ここ数年、ジリジリと人気再燃中で、一足は撮影現場に持っていくというスタイリストも多い。そこで今回は、彼らがガチで頼りにするクラークスのモデルとカラーを聞いてみよう。
話を聞いたのはこの3名 | 菊池陽之介(きくち・ようのすけ) 1979年、神奈川県生まれ。雑誌、映像作品、広告などで活躍するオールラウンダー。キッズブランド「SMOOTHY」のクリエイティブディレクターも務める。 |
| 高橋ラムダ(たかはし・らむだ) 1977年、東京都生まれ。モード、ストリート、ヴィンテージミックスなど、多彩なスタイリングは、国内外で高い評価を得る。動画サイトも話題。youtube.com/c/LambdaTakahashi |
| 鹿野巧真(かの・たくま) 1984年、山形県生まれ。手掛ける俳優、ミュージシャンは数知れず。近年は、ヒップホップユニット、クリーピーナッツのメインスタイリストとしても多忙を極める。 |
「シャープさが際立つ黒のデザートブーツは必需品!」
シューズ2万5300円/クラークス オリジナルズ(クラークスジャパン 03-5411-3055)
| 推薦人:鹿野巧真 |
英国ブランド「クラークス」のアイコン的な存在、デザートブーツ。誕生は1949年まで遡る。
そのルーツは、第二次世界大戦中に陸軍兵士をしていたクラーク家の4代目ネーサン・クラーク氏が、駐屯地のビルマで出合ったカジュアルシューズだと言われている。
柔らかいスエードのアッパーが特徴のデザートブーツ。ワークシューズか本格的なドレスシューズしかなかった時代、革新的な一足として世に衝撃をもたらした。
厚みを抑えてシャープに仕上げたトゥもデザートブーツならでは。
スニーカーライクに気楽に履け、かつ程よく上品見えするとあり、近年人気が再燃中。スタイリストの鹿野さんは、黒のデザートブーツをよく使うという。
「昔からスエード靴は好きで、デザートブーツは撮影でもよく活用しています。特に黒は、シャープさをより際立たせてくれ、かつ汎用性が高いので必需品です。個人的には、ラストがほっそりしているUKメイドに目がなくて、マイサイズに出会ったら必ず買い足しています」(鹿野さん)
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