EV時代のワーケーションにピッタリな軽ワンボックス
三菱「ミニキャブ・ミーブ Bレジャー スタイルII」。河原からちょっとコンビニ、とかにも対応できるように電動キックボードの搭載も推奨。もちろんこの車で充電可能だ
電気自動車(BEV)の提案ならオレに任せろ、とばかりに展示されていたのが2011年登場の三菱「ミニキャブ・ミーブ」。三菱初の量産電気自動車「i-MiEV」とともに日本の電気自動車時代の幕を開けた立役者だ。
といっても、あまりにも登場が早すぎたのかi-MiEVは既に生産終了。ミニキャブ・ミーブも一度は生産“休止”の憂き目にあった。
しかし昨年の東京オートサロン2022にて同車のコンセプトカー「Bレジャー スタイル」で復活の狼煙を上げたと思ったら、同年11月から販売が再開され、東京オートサロン2023では無事昨年の進化版である「Bレジャー スタイルII」が登場した。
バックドアにスクリーンを吊って、リモート会議に参加する際のシートポジションがこれ。シートの背後にはテーブルがあるので、ちゃんと仕事もできる。
軽ワンボックスというサイズやフォルム、駆動用バッテリーから電気を取れるメリットを活かし、狭い山道の先にある渓流釣りにも使えるアウトドアのベース車として提案。
ドアに吊られたスクリーンはこんな感じ。
しかも、プロジェクターを備え、椅子の背後にはヘリンボーン柄の板を貼り、山の中からリモート会議に参加しても、まるで自宅から参加しているかのように装えるという気の利きようだ。
これなら全国一周の釣り三昧に興じても、上司にバレない!?
登場した2011年にはリモートワークやワーケーションなんて言葉はなかったから、時代がミニキャブ・ミーブにやっと追いついたのかもしれない。
3/3