三菱「デリカミニ」。660ccのターボとノンターボがあり、いずれも小型モーターが備わるマイルドハイブリッドシステムとなる。
▶︎すべての写真を見る 最強ミニバンの呼び声高い三菱「デリカD:5」。その軽自動車版「デリカミニ」が東京オートサロン2023で初披露された。
現在デリカシリーズにはD:5と、コンパクトなD:2があるから、軽自動車はD:1か? と思いきや「ミニ」と名付けられた。
まるでかつてのパジェロとパジェロミニの関係だ。そういえば当時のパジェロも最強だったなぁ。
D:5ファンも軽SUV好きも納得できるデリカミニ
見ての通り、D:5をギュッと縮めたようなデザイン。
つまりSUVテイストがプンプンするキャラクターなのだが、同社には「eKクロス スペース」という同じキャラの軽自動車が既にある……と思ったら、デリカミニと入れ替わるように販売が終了するらしい。
まあ、心機一転、デリカミニで勝負するってことか。
「eKクロス スペース」がベースになっているデリカミニ。スッキリしたインテリアだけれど、ベース車同様なら2段のグローブボックスや助手席シートアンダートレイなど収納はたっぷり!?
参考出品として装着されていたシングルベッドキット。車中泊に便利そうなシートアレンジも可能らしい。
シートは撥水生地だから、濡れたり汚れているウェアのまま乗り込んでもOK。子供が飲み物をこぼしても怒らないですみそうだ。ラゲッジには撥水&防汚機能が備わるので、濡れた物や泥んこになったアウトドアグッズもそのまま積み込める。
後席は左右別々に320mmも前後スライドが可能。だから荷物や乗車人数に合わせてシートアレンジがしやすいってわけ。
こちらも参考出品とされるサイドストレージパネルを装着。エクステリアだけでなく、インテリアもこんな風にカスタマイズが可能になりそうだ。
さすがにD:5ほどの悪路走破性は与えられないものの、2WDと4WDがあり、4WDのほうは大径タイヤを履いて、砂利道などの未舗装路を安定して走れるように足回りが専用チューニングされるらしい。
さらに雪道やぬかるんだ路面で片輪が空転しても、地面を掴んでいるもう一方のタイヤに駆動力を伝えて脱出できるグリップコントロールが用意される。
これなら街乗りからウインタースポーツ、波乗り、キャンプなどほとんどのお出かけにはバッチリ使えそうだ。
コールマンとのコラボカスタム車。これが「第一弾」というから、今後両社によるコラボレーションが次々と披露されるようだ。
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