フィールドブーツは「ミニ四ファイター」モデル!?
大木 ティンバーランドはいろいろなモデルを用意していますが、アウトドアカテゴリーの名作といえば、やはり1983年に誕生した「フィールドブーツ」ですね。
たくみ そうそう、これこれ。
まなぶ これね。僕はシュプリームコラボで何足か買ってます。
大木 シュプリームとのコラボでベースになることも多いですね。
大木 クイズでも紹介しましたが、1988年に登場したユーロ ハイカーもそう。ティンバーランドの第三のアイコンとして打ち出しているモデルで、フィールドブーツの兄弟モデルになります。
たくみ フィールドブーツも昔から形は変わらず?
大木 変わりません。最初にカットの長いモデルが出たのですが、その後にこの形が登場して定番になりました。
まなぶ このゴールドプレートがいいんだよね。
たくみ ゴールドプレートはこのモデルから?
大木 そうですね。
たくみ それまではずっと刻印だけだったもんね。
大木 「マカロニチーズ」っていうアメリカで親しまれているジャンクフードがあるんですけど、’90年代のラッパーたちは、カラーリングが似ていることから、親しみを込めて“マッケンチーズ”と呼んでいました。
まなぶ へ〜!
大木 このダークブラウンはラッパーのナズが履いて人気が出たカラーリングで、向こうでよく食べられているチャイニーズフード「ビーフ&ブロッコリー」に似ていることから、“ビーブロ”という相性で呼ばれています。
たくみ 面白い!
大木 “ビーブロ”の方は今は販売してないんですけどね。ティンバーランドのイエローブーツは基本的に重いですが、フィールドブーツは普通より軽いうえに防水なので使い勝手もいいと思います。
たくみ たしかに軽い! 誕生が1983年ですよね。その時点でここまで軽くできた技術もスゴい。ブーツの良さをキープしつつだもんね。軽量化って何かを犠牲にしなければいけないじゃないですか。例えば頑丈さだったり。
大木 そうですね。
まなぶ 通気性を意識した素材使いなんかも軽量化できた理由なのかもね。
たくみ ミニ四駆でいうメッシュパーツみたいなもんだな。
まなぶ そうそう。本体の一部をくり抜いたりね。
たくみ ミニ四ファイターモデルだ。
まなぶ フィールドブーツ=ミニ四ファイターモデルだね。でも、あまりにも軽すぎて、ジャンプ台でコースアウトする危険性も高まるっていう。
たくみ 軽くし過ぎてスピードが出過ぎちゃうと危ないな。コーナーを回りやすいようにするためにローラーを8個ぐらい付けてるやつもいるけど、それはルールが分かってないヤツ。
まなぶ そう。ルールだとローラーは6個までなんだよね。
たくみ もうフィールドブーツ関係なくなってんな!
3/3