それにしても、カリフォルニアで生まれ、日本で発展したブランドが、なぜハワイに夢を見たのか。
理由はいくつかあり、まずは両者のほぼ中間に位置し、互いの文化が程良くブレンドされている土地だということ。そして海や山という自然が身近にある環境や、アロハという慈しむ心といったハワイの豊かさに共感を抱いたこと、などである。
日本でも支持されるLAのファインジュエリーハウス・ライフスタイルブランド、ホーセンブースもハワイ初上陸。Tシャツ&ショーツといったカジュアルスタイルの不可欠な“重し”となる重要なアイテムだ。
カイルアのセレクトショップ、オリバーのジャケットとハット。ジャケットに見られる8つの島々やハイビスカスといったモチーフはすべて刺繍で描かれる。同じものはふたつとなく、そのためプライスも異なる。ジャケット$325~475、ハット$120/ともにオリバー(ロンハーマン 0120-008-752)
ロンハーマンは創業時から来店ゲストに「ワクワクしてもらいたい」「笑顔になってもらいたい」という想いをフィロソフィーとしてきた。いわばアロハの精神に通じる利他性をスタッフたちは共有しているのだ。
現代のハワイアンスタイルを提案するオアフ発のアパレルブランド、サルベージ パブリックもラインナップ。スウェットやTシャツをはじめとするアイテムが豊富に揃う。スウェット$150/サルベージ パブリック(ロンハーマン 0120-008-752)
三根さんによれば、こうしたロンハーマン特有の店舗体験はハワイでも踏襲されるという。あらゆる来店ゲストが「来て良かった!」との思いを抱けるホスピタリティを提供し、内装や品揃えもハワイ店ならではのものを用意するというのだ。
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