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2023.01.05

ファッション

西海岸の香りを纏う。着るだけで海を感じる「ディオール × ERL」のニット&パーカ

ニット29万円、パーカ27万円/ともにディオール × ERL(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

ニット29万円、パーカ27万円/ともにディオール × ERL(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)

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「海を感じる服」に明確な定義はない。色、素材、デザインからちょっとした「海」の雰囲気が漂うか否か。スモーキーなカラーだったり、タオルのようなパイル地だったり、ゆったりしたサイズ感だったり。

また言葉でうまく説明できなくとも、何となく「海っぽいね」という服も多くある。だからオーシャンズは折に触れ「海を着る」というテーマの企画でその魅力と、装うことの心地良さを伝えてきているのだ。

このパーカとモックネックニットも然りで、ひと目見てお伝えすべき服だと思った次第。

カリフォルニアを拠点とし、ストリートで熱い支持を得るERLと、アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズ率いるディオールによるカプセルコレクション。テーマはずばり「カリフォルニア クチュール」だ。

ERLのデザイナーを務めるイーライ・ラッセル・リネッツは、ヴェニスビーチの出身。ファッションはもちろん音楽、アート、サーフィンやスケートといった西海岸カルチャーが、そのクリエイティビティの源だ。

共作のパーカにあしらわれる波の模様がアイコン。共作ではそのグラフィックや、テーマをラメで表現した。

カリフォルニアのポップカルチャーと、パリのクチュールメゾンが誇るサヴォワールフェール(職人技)の融合。ローファイな、そしてあるときは華やかな西海岸ならではの匂いが漂う。これぞ「海を着る」の最新形である。

清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文

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